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ドラえもんとマンデラ効果

ドラえもんのオチは「のび太君が調子に乗って因果応報」というのが基本。
といっても「しょうがないなぁ、のび太君は」と笑える程度です。

しかし、稀にではありますが結構怖い終わり方をする、俗に言う”ホラー回”の一つに、こんな話があります。

夜中にトイレへ向かう、のび太君。
途中で電話が鳴り、出るとノイズ音でよく聴き取れません。
それでもよく耳をすますと「2日後……を使うな……」と聞こえ、怖くなったのび太君は急いで部屋に戻り寝てしまいます。
そして2日後、そんな出来事を忘れていたのび太君はどこでもドアを使用。
着いたところは目的地ではなく、周囲に何もない真っ白な空間。
その後ドラえもんが何気なくどこでもドアを開くと、様子がおかしいことに気づき、のび太君と合流。
どうやら、どこでもドアは故障しており異空間につながってしまったようだ。
あわてて脱出しようとするも時すでに遅し。
その空間から出られなくなってしまう。
ドラえもんが取り出した”タイム電話”で2日前の野比家に電話をかけ「2日後、どこでもドアを使うな!」と警告するが……。

このお話、読んだことや観たことはありますか?
私はおぼろげながら記憶にあり「ああ、そんな話もあったよね」と懐かしく思いました。

しかし、この話はあくまで都市伝説で実際には存在しない話なのです。
そんな馬鹿なと調べてみても、やはり実在しない話でした。
私の記憶違いということなのですが、不思議なことに私以外にも「読んだことある・観たことある」という人が複数いるんですよね。

このような不思議な現象のことを『マンデラ効果』と言います。

事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラング、およびその原因を超常現象や陰謀論として解釈する都市伝説の総称である。当時存命中だった南アフリカの指導者ネルソン・マンデラについて、1980年代に獄中死していたという記憶を持つ人が大勢現れたことに由来し、それ以外の事例に対しても広く用いられている。
ほとんどが日常の些細なものであり、個人の現象であればありふれた記憶違いとみなされるものである。しかし、同一の記憶違いが全く面識のない不特定多数の間で共有されている理由を合理的に説明することが困難であるが故に、一種の怪奇現象とみなされている。

Wikipediaより

今回取り上げたドラえもんの話を観たり読んだりした記憶をお持ちの方は、私と同じパラレルワールドのドラえもんに触れてしまったのかもしれません。

信じるか信じないかは、あなた次第です。

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