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4月25日は『上上下下左右左右BA』通称”コナミコマンド”が初登場した日

1986年4月25日、コナミよりファミコンソフト「グラディウス」が発売されました。

1985年にゲームセンターで稼働したシューティングゲーム『グラディウス』のファミコン版。
本作はシリーズ初の家庭用作品であり、原作人気も手伝って100万本も売れた作品でもある。
家庭用ハード初移植であったこと、性能的にアーケードよりも劣るファミコンでの発売だったこともあって多くの仕様変更が施されている。

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8628.html
https://retro-gamer.jp/?p=3604

ゲームとしての完成度、当時最高峰のグラフィック、今なお愛される珠玉のサウンド……
初めてプレイした時は度肝を抜かれました。
そして幼子にとってあまりにも高い難易度に絶望を味わいました。

最初のステージすら何度やってもクリアできる気がしません。
ちょっと進んではボーン。今度はかわすぞと思っていてもボーン。
自機(ビックバイパー)がテンポよくやられていきます。
残機は0になりゲームオーバー。

「こんなの出来るわけないよ!」
と逃げ出しかけた時に救世主が現れます。

それが、『上上下下左右左右BA』という裏技コマンド、通称「コナミコマンド」です。

ゲーム中に十字キーで上・上・下・下・左・右・左・右と順番に入力、その後Bボタン・Aボタンと押します。

するとあら不思議!
自機が(ほぼ)最強状態にパワーアップしてしまいます!!!

https://retro-gamer.jp/?p=3604

通常のプレイならアイテムをコツコツ集めなければなれない状態に、コマンド一つでポンッと早変わり。
これなら全クリ余裕だぜ!
……といかないのが「グラディウス」。
基本的に一回しか使えない裏技なので結局は操作が上手くなければ先に進むことはできません。たしか当時の私は裏技を使ってもステージ3にたどり着くのがやっとでした。

「コナミコマンド」は効果の強力さと『上上下下左右左右BA』というキャッチーさで瞬く間に裏技の代名詞としてゲーマーの脳裏に深く刻まれることとなり現在に至ります。

「↑↑↓↓←→←→BA」という特徴的なコマンドはコナミの同時期にリリースされた『魂斗羅』や『トップガン』でも採用された他、以降も様々な作品における裏技の発動コマンドとして採用されており、「コナミコマンド」という名称で呼ばれた。現在は『ギネス世界記録』に「もっともよく知られている隠しコマンド」として掲載されたり、コマンドだけをプリントしたTシャツなどの公式グッズが販売されるなど、名称を含めて半ばキャラクターの様に愛されていると言っても良いだろう。

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8628.html

そしてなんとギネスブックにも掲載されるほどワールドワイドな存在に。

続編「グラディウスⅡ」でも当然のごとく搭載され数多のプレイヤーのピンチを救いました。

その後スーパーファミコンで発売された「グラディウスⅢ」で事件は起こります。

慣れた手つきで『上上下下左右左右BA』と入力。
よし頑張るぞとポーズを解除した途端、

ボーン……

自機が爆発しました。

???

理解ができずもう一度「コナミコマンド」を入力。

ボーン……

またしても自機が爆発しました。

あれ? 入力ミスったかな? と思い三度目の正直と試すも

ボーン……

・・・・・・

やりやがったなコナミ!!!

はい、コナミにしてやられました。
「グラディウスⅢ」における『上上下下左右左右BA』はパワーアップではなく自爆コマンドになっていたのです。ゲーマー達をあざ笑う鬼の所業、てめぇらの血は何色だ! です。

ちなみに「グラディウスⅢ」のパワーアップコマンドは「上上下下LRLRBA」。
今まで『左右』だった部分をスーパーファミコンから追加されたL・Rボタンに変更。
わかるかそんなの!

ともあれ、「コナミコマンド」誕生36周年おめでとうございますコナミ様。
「グラディウスⅢ」の屈辱は絶対に忘れません。
あの仕様を考えた者に「1週間に一度、タンスの角に小指をぶつける」災いが訪れることをお祈り申し上げます。


と、ここまで書いて大事なことに気付きました。
ふとモニター左下の日付を見たら「4月26日」。
……日にちを勘違いしてました。

1年熟成させるのもどうかと思うのでこのまま投稿してしまいます。
1日遅れですがなにとぞご容赦のほどを。

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