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ミスコン廃止というニュースで考えた多様性

東京女子大学がミスキャンパスコンテスト、通称ミスコンを今年度から廃止するという発表がありました。

このニュースで初めに思ったことは「まあ時代の流れだししょうがないよね」でした。

ルッキズム(外見至上主義)が問題とされる昨今、遅かれ早かれ外見が主な判断基準のコンテスト(男女問わず)は廃止されるものだと思っていたからです。

自分なりに納得し次のニュースに移ろうとした時、ふとある考えが頭に浮かびました。

「ミスコンに出場したい人の気持ちはどうなるのだろう?」

ミスコンを目標としライバルに勝つための分析・研究・努力をする、そんな人もいるかもしれません。

もちろん、参加希望者がゼロであるならば廃止すべきだと思います。
”伝統だから”という理由で無理やり参加させるなんて言語道断です。
パワハラでありセクハラでしょう。

一方で、もしも”時代の流れだから”という理由で廃止するのであれば疑問が残ります。
参加希望者が少数でもいる場合は開催してもいいのではないでしょうか。
少数派(マイノリティ)の意見を取り入れないのであればそれこそ多様性の否定であり”時代の流れ”に逆らっていると思います。


ちなみに、このツイートに対して「女子大なのにジェンダーレス?」という反応があり私も少し引っ掛かったので調べてみると、

日本の女子大学で、トランスジェンダー(戸籍上は男性だが女性と自認している人)の入学を受け入れている大学はどのくらいあるのか。実際に入学しているのか。また、海外ではどうか。

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2021111215330615081

という質問に答えてらっしゃるページがあったのでご紹介します。

こちらのページによると、トランスジェンダーの入学受け入れを実施している主な大学はお茶の水女子大学・奈良女子大学・宮城学院女子大学。

確認してみたらガイドラインのページがありました。
他にも複数の女子大が検討中と回答しているそうなので今後増加していくことが期待されます。

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