Photo by wsd983320987 賭博由来の言葉たち 26 一ノ口二山 2023年5月1日 18:23 一説によると、日本の『賭博』の歴史は日本書紀にまでさかのぼるそうです。ですが、おそらく記録に残っていないだけで、それ以前から存在していたでしょう。そんな歴史の長い『賭博』を由来とする言葉。もちろんあったのでご紹介します。思うつぼ予期した状態。目的としたところ。思う図。また、期待したとおりになること。精選版 日本国語大辞典由来は、思う壺の「壺」は、博打でサイコロを入れて振る籐や竹で編んだ「壺皿」のこと。熟練の壺振り師は、思ったとおりの目を出せることから、意図したとおりになることを「思う壺」と言うようになった。https://gogen-yurai.jp/omoutsubo/裏目に出る好い結果を期待してやったことが、逆に不都合な結果になる。デジタル大辞泉由来は、裏目に出るの「裏目」は、サイコロを振って出た目の裏側の目のこと。サイコロの面は、表が「1」であれば裏は「6」、表が「2」であれば裏は「5」というように、表裏が奇数と偶数になっており、サイコロ賭博で「丁(偶数)」に掛けて裏面の「半(奇数)」が出ると「裏目が出た」ということになる。そこから、期待して行ったことが反対の結果になることを「裏目に出る」と言うようになった。https://gogen-yurai.jp/uramenideru/ため口相手と対等な話し方をすること。精選版 日本国語大辞典由来は、タメ口の「タメ」は、博打用語で「ぞろ目(同目)」を指した語。1960年代から、「タメ」は不良少年の隠語として「五分五分」の意味で使われるようになり、「対等」や「同じ」の意味も表すようになった。さらに、「同年」や「同級生」を言うようになり(「タメ年」とも)、同い年の相手に話すような口のきき方を「タメ口」と言うようになった。これらの語は、1970年代後半から1980年代にかけて一般の若者も使うようになった。現在、「タメ口」の語に関しては、若者以外でも広く用いられるようになっている。https://gogen-yurai.jp/tameguchi/いちかばちか結果がどうなるか予想のつかないことを、運を天にまかせて思いきってやってみること。のるかそるか。精選版 日本国語大辞典由来は、一か八かは、元博打用語で、丁半賭博などの勝負を意味していた。これは「丁」と「半」、それぞれの漢字の上の部分をとると「一」と「八」になり、「丁か半か」は「一か八か」になることからである。https://gogen-yurai.jp/ichikabachika/一点張り他の事を顧みず、その事だけを押し通すこと。デジタル大辞泉由来は、一点張りは、近世後期の博打用語に由来する言葉。さいころ博打や花札などで、同じところばかり賭け続けることを「一点張り」と言った。そこから、他の事をかえりみず、ひとつの事だけを押し通すことを言うようになった。https://gogen-yurai.jp/ittenbari/悪銭身に付かず。『賭博』、ギャンブルはやらないに越したことはないです。と、宝くじを購入したことがある私が言っても説得力皆無ですね。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #最近の学び 185,226件 #ギャンブル #最近の学び #日本 #賭博 #言葉の由来 26 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート