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賭博由来の言葉たち

一説によると、日本の『賭博』の歴史は日本書紀にまでさかのぼるそうです。
ですが、おそらく記録に残っていないだけで、それ以前から存在していたでしょう。

そんな歴史の長い『賭博』を由来とする言葉。
もちろんあったのでご紹介します。


思うつぼ

予期した状態。目的としたところ。思う図。また、期待したとおりになること。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

思う壺の「壺」は、博打でサイコロを入れて振る籐や竹で編んだ「壺皿」のこと。
熟練の壺振り師は、思ったとおりの目を出せることから、意図したとおりになることを「思う壺」と言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/omoutsubo/


裏目に出る

好い結果を期待してやったことが、逆に不都合な結果になる。

デジタル大辞泉

由来は、

裏目に出るの「裏目」は、サイコロを振って出た目の裏側の目のこと。
サイコロの面は、表が「1」であれば裏は「6」、表が「2」であれば裏は「5」というように、表裏が奇数と偶数になっており、サイコロ賭博で「丁(偶数)」に掛けて裏面の「半(奇数)」が出ると「裏目が出た」ということになる。
そこから、期待して行ったことが反対の結果になることを「裏目に出る」と言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/uramenideru/


ため口

相手と対等な話し方をすること。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

タメ口の「タメ」は、博打用語で「ぞろ目(同目)」を指した語。
1960年代から、「タメ」は不良少年の隠語として「五分五分」の意味で使われるようになり、「対等」や「同じ」の意味も表すようになった。
さらに、「同年」や「同級生」を言うようになり(「タメ年」とも)、同い年の相手に話すような口のきき方を「タメ口」と言うようになった。
これらの語は、1970年代後半から1980年代にかけて一般の若者も使うようになった。
現在、「タメ口」の語に関しては、若者以外でも広く用いられるようになっている。

https://gogen-yurai.jp/tameguchi/


いちかばちか

結果がどうなるか予想のつかないことを、運を天にまかせて思いきってやってみること。のるかそるか。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

一か八かは、元博打用語で、丁半賭博などの勝負を意味していた。
これは「丁」と「半」、それぞれの漢字の上の部分をとると「一」と「八」になり、「丁か半か」は「一か八か」になることからである。

https://gogen-yurai.jp/ichikabachika/


一点張り

他の事を顧みず、その事だけを押し通すこと。

デジタル大辞泉

由来は、

一点張りは、近世後期の博打用語に由来する言葉。
さいころ博打や花札などで、同じところばかり賭け続けることを「一点張り」と言った。
そこから、他の事をかえりみず、ひとつの事だけを押し通すことを言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/ittenbari/


悪銭身に付かず。
『賭博』、ギャンブルはやらないに越したことはないです。
と、宝くじを購入したことがある私が言っても説得力皆無ですね。

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