納期直前に作業をすると通常時よりもパフォーマンスが落ちる件

プログラマーも含めものづくりに絡んでいると必ず「納期」という恐怖の2文字が追いかけてきます。
今日は納期と人間の特性について考えてみたいと思います。

納期というのは必ずその日までに完成していなければならない期日で、完成しているということはテストも全部行って不具合がない状態、という事になります。
時間的に余裕がある仕事であればよいのですが、どの案件も工程は短く、しかも並行して何件も案件が動いている場合があります。
しかも今では働き方改革が叫ばれており、開発の時間がどんどん短くなっていっています。

プログラムの仕事をしていると、すでに納品して稼働しているシステムで不具合が起きたり障害が発生すると、その調査もしなければなりません。
これも開発時間をどんどん削っていきます。

そうなると、通常の案件は納期が迫ってくるので「納期前に一気にやるか」という2学期直前の小学生状態に陥り、徹夜も覚悟で乗り切ろうとします。
それが一番の罠なのです。

人間も動物。長時間連続して作業をすることはできないのです。
本当に集中しているときや好きなことに没頭しているときは徹夜でぶっ通しの作業もできるんですけどね。

納期が翌日の朝9時だとすると、夜中に作業をするなんてことはやめた方がいいでしょう。

夕方ぐらいから作業を始めると、朝9時までまだ時間があると考えるのですが、なかなか集中できず作業が進みません。
そして時間が過ぎていき、作業の達成率と時間を換算すると到底間に合いそうもない算段となり焦りが入ってきます。

人間というのは焦るとパフォーマンスが出ないようで、普通の時に作業をするのと焦って作業をするのでは半分ぐらいしか能力を発揮しないんじゃないかと思います。

そして、机の上や部屋の掃除をし始めて、眠くなってしまい起きたら12時ぐらいだったという事になってしまうのです。

教訓として納期前に一気に作業をするというよりは、1日30分でもいいから少しずつ進めておくというのが、解決策だと思います。

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