(選択的夫婦別姓じゃなくていいから…)
ベトナムで、姓変更証明なるものが必要だといわれて、改めて思ったことがある。
日本の同一性にしがみついている人達ってなんなのと。
普通に不便である。詳しくはこちら。
最近はパスポートも旧姓併記ができるようになっている。運転免許証は私が結婚した当時から併記が可能で、看護師免許や保健師免許系も併記してもらっている。
上記のことができるのだから、海外で仕事をしたり、論文を書いたり発表したりする人も別姓であることに不便はもうないはずだと、どこかの偉い人が言っていたのを動画でみたことがある。
断言するが、そんなことはない。
なぜパスポートは2つの名前が書いてあるのか、なぜこの書類だけ名前が1つなのか、なぜクレジットカードの名前と違うのか。
自分の名前が違う、または2つ書かれていることに、証明が必要とされることがある。
そもそも、併記してもらうという手間がかかるわけだし、なんの手続きの負担軽減にもなってない。
結婚後の姓変更の手続きは、実際にしたことのある人しかその大変さは分からない。もし分かる人がいれば、それは一部の手続きを手伝ったか、相当に想像力のある人だ。
というか、戸籍謄本には旧姓が書いてあって、いつ何という姓から変わったのか書いてあるのだから、その他の免許等は旧姓のままいかせてほしい。
夫婦別姓にしなくていいから、全ての証明書や書類を旧姓のまま、使うのは無理な話なのだろうか。戸籍に旧姓併記してもらって、つまりは、同一性の制度のままで、別姓をメインで使えるというか。
子どもは選んだ戸籍上の姓を自分の姓として与えられることになって、子どもの名字どうする問題は解決する。気がする。
異国ベトナムの地で、日本の不便さのために不要な手続きをした体験から、切実に思うことであった。それでは。