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【令和5年度 アカデミーハウス・4月レポート】

令和5年度のアカデミーハウスが開講しました!!

アカデミーハウスでは新しい時代のリーダーとなる人材の輩出を目指し、1年間、異業種の若手人材(学生・社会人)が共同生活を送りながら、個人スキルの向上とチームでの課題解決型プログラムを通じて学びを深めます。
4月は哲学的思考法や課題解決の基本プロセス、フレームワークなど、多くの学びを吸収する1か月となっています。
今年からPCTプログラム修了生に対し、2年目のアカデミーハウスプログラム(リーダーシップトレーニングとコーチング・コミュニケーションスキルの習得、ワンランク上のPBL活動を実施)の導入もはじまりました。

≪月の活動について≫

0.開校式

◆4 月2 日「開講式・オリエンテーション」

開講式の様子
オリエンテーション~覚えておきたい 活きるコミュニケーション~の様子

アカデミーハウスに3期生15人・運営関係者が一同に会し、令和5年度アカデミーハウスが開講しました。事業主体である山口市をはじめ、指定管理者・森ビル都市企画株式会社、運営者・学校法人YIC学院、シニアディレクター・小川 仁志 氏、PBLメンター・森下 氏、盛矢 氏にご挨拶いただいた後、3期生から、この1年間に向けた抱負、意気込みを告げ、1年間が始動しました。オリエンテーションでは、運営体制の紹介、アカデミーハウスでの学び・生活の方針ガイダンス、これから一緒に生活していくうえで欠かせないコミュニケーションについてのグループセッションを行い、共同生活における感染対策の基礎知識についてレクチャーしました。最初はぎこちなさもありましたが、時間とともに積極的な会話が増え、盛り上がりを見せていました。最後にこれから1年間どう過ごすのか、決意や目標を表明してもらいました。個性豊かな15人のこれからの活動・成長に期待を感じる1日でした。


1.PBL講座

◆ 4 月 5日「PBL講座 ① ~課題解決概論~」

はじめてのPBL講座の様子

哲学ベースの課題解決プロジェクトを始めるにあたり、
【1】アカデミーハウスの目的と1年間の予定
 年間スケジュール、活動時間等について
【2】課題解決とは何か
 PCTとPBLの関係、問題と課題の定義、課題解決の一般な方法、
 プロセス、プロジェクト管理の方法等について
【3】哲学をベースにすることの意義について
 哲学とは何か、ビジネス思考との違い


◆ 4 月 8日「PBL講座 ②・③ ~ 哲学的イノベーション講座 ~」

哲学的に「疑う」トレーニング中

哲学を使って課題を解決するための、基本的なプロセスと主だった
フレームワークの紹介、演習
【1】アイスブレーキング
 哲学でアハ体験を引き起こすための思考法「逆、斜め、後ろ」を体感する
【2】哲学のプロセスを学び、哲学の3ステップ(疑う、視点を変える、
 再構成する)に役立つフレームワークの演習
 (1) 哲学的に「疑う」トレーニングとして、イチャモ ン・マップの演習
 (2) 哲学的に「視点を変える」トレーニングとして、異次元ポケットの演習
 (3) 哲学的に「再構成する」トレーニングとして、好きなことだけdeコン
  ストラクションの演習


◆ 4 月12 日「PBL講座 ④ ~ 社会調査法概論 1( 社会調査の基本)~」

社会調査概論①講座の様子

人々の意識や行動などの実態をとらえる方法である「社会調査」の基本的な考え方について学ぶ


◆ 4 月15日「PBL講座 ⑤ ~ 社会調査法概論2(社会調査のための統計学-データの縮約と記述統計) ~ 」

社会調査概論②講座の様子

社会調査によって得られたデータを分析するために必要となる統計的な手法について、その原理と適用方法を修得する


◆ 4 月 22 日「PBL講座 ⑥・⑦ ~ 課題発見&アイデアの出し方講座~ 」

PCT課題発見&アイデアの出し方講座の様子

【1】哲学で課題発見
 課題発見を発見することの重要性及び、それが問いによって可能になるこ 
 とをトレーニングを兼ねたワークをしながら解説していく
 (1) クリエイティブに発想する質問法
 (2) 思考を広げる質問法
  (ワーク:時間×空間の2軸マトリックス質問)
 (3) 思考を深める質問法
  (ワーク:事実から本質への5つの問い)
 (4)質問から課題派遣へとつなげる方法
  (ワーク:問いと課題を結びつける方法)
【2】哲学でアイデア出し
 哲学がアイデア出しに有効であることを解説した後、8つの発想法と哲学
 との関係の具体的な説明とトレーニングを兼ねたワークをしながら哲学の
 特性を生かした一味違ったアイデアの出し方を身につける
 (1)本質スイッチ(ワーク)
 (2)ナンセンス・ナインセンス
 (3)行為からアイデアを生む(ワーク)
 (4)逃走線思考で八方無碍
 (5)極端な予測
 (6)脇役を大抜擢(ワーク)
 (7)●●思考をつくる
 (8)妄想哲学用語辞典


◆ 4 月 26日「PBL講座 ⑧ ~ チームビルディング ~ 」

PCTチームビルディング講座の様子

チームを発表後、チームビルディングの重要性を伝え、各チーム名やスローガンを決める

2.メンタルヘルス講座

◆ 4 月19日「メンタルヘルス研修 ~ 自分のストレスに気づき、上手く付き
 合おう ~ 」

メンタルヘルス研修の様子

共同生活におけるストレスコーピングとメンタルヘルスセルフケアを学ぶ
【1】ストレスとは?
ストレスについての理解を深め、自分のストレスサインを知ることで早めに自分のストレスに気づく習慣を身につける
【2】ストレスコーピング(ストレス対処方略)
ストレスを乗り切る力を高め、ストレスと上手に付き合う


«2年次講座スタート!»

アカデミーハウス3期より、2年目プログラムが追加されました。昨年度の2期生から4名が、リーダーとして更なる学びを得るため、向上心と向学心を持ち、更なる自己成長と地域課題解決のより高度な成果を出したい、という熱い思いを持って、2年次プログラムがスタートしました!
2年次利用のP.C.T.プログラムは、より高度なリーダーシップを実践的に学ぶ為に、コーチング研修やファシリテーション研修を設け、今期より新たに始動したプログラムです。
2年次利用者4名は、昨年の学びや経験を活かし、心機一転NEXTリーダーとなるべき人材を目指しています。これから1年間、アカデミーハウス2年次利用の3期生として、目的と目標を持って活動していきます。
1年後の彼らにご期待ください!!

≪利用者の感想≫ ※一部抜粋

1.4月に受講した講座での、学び、気づき、意識や行動の 変化等について

・哲学思考を学ぶことによってひとつの事柄を多方向から見る意識を持つことが出来、職場での文書作成や日常会話などで伝わりやすい言葉に言い換えることができるようになったと感じる

・哲学的思考の講座を受講し、これから1年、物事を根底から疑ってかかり、本当にそうだっけという考えを常に持って、世の中を捉え直し、理にかなった創造をしたいと思う

・普段無意識で行っている会話も、講座での学びを意識して実施するととても疲れるということ。今まで使っていなかった筋肉を使っている感じがする

・4月の講座を受講した中で、考え方や物を見る角度が凝り固まっていたことである。発想力が非常に弱点に感じている私にとって必要な気づきや、これから学んでいる楽しみを感じた。日常の様々な事象に対して疑問を持って生活をするきっかけになった講座を経験できたと感じる

・哲学思考、社会調査、メンタルヘルス、それぞれの専門分野の講師の方からのお話をもっとも吸収するために、それぞれの講義で目指すべき目標をしっかりと心に留めてから受講するようにした

哲学思考の講座を通して新しい概念を創出するトレーニングをするようになってから若々しい、フレッシュな自分を取り戻せたように感じます


2.アカデミーハウスでの共同生活を通じて、得られたこと、感じたこと、意識や行動の変化等について

・アカデミーハウスでの共同生活を通じて得られたことは、協調性です。私が一人で困っている際、たくさんの人が協力して助けてくれました。私はこの事から、困っている人を見つけたら、すぐに解決するように手助けをするように行動するようになった

・みんなとのコミュニケーションをとる中で、さまざまな考え方を知ることができ、自分の考え方や行動がアップデートできる機会が増えた

≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

アカデミーハウス外観

2.P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。

≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム


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