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京から旅へ / インド編

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各宗派のお寺さんと一緒に、お釈迦様の四大聖地(ルンビニ、ブッダガヤ、サルナート、クシナガル)を巡る旅。仏陀の生涯とインド事情もわかる体験ルポ。
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#旅エッセイ

京から旅へ/インド仏跡巡礼(36)サルナート①初転法輪の地

サルナートは“初転法輪の地”で有名な仏教四大聖地の一つである。 初転法輪(しょてんほうり…

京から旅へ / インド編 インド仏跡巡礼(35)聖地ベナレス④/「聖なる河」ガンガー

ガンガーとは、ガンジス河を神格化した。 女神の名前である。ガンガーの神話は長く、省略する…

京から旅へ / インド編 インド仏跡巡礼(34)聖地ベナレス③/ガトーの夜明け

ベナレスの朝は早い。朝5時、まだ空は暗く、ゾクっと、冷たい。 私は、聖なるガンガーで毎日…

インド仏跡巡礼⑬カビラ城/僧院跡

釈尊のお骨の壺が発掘されたストーパから、バスで8分程走ると、 四角い赤レンガを積んで造ら…

インド仏跡巡礼⑫四門遊(しもんしゅつゆう)

前回、カピタ城で何不自由なく、優雅な生活を送っていた王子 (釈尊)が、家族も財産も、国の未…

京から旅へ / インド編 インド仏跡巡礼⑪カピラ城/釈尊のお骨

カピラ城は、釈尊が生れてから29歳で出家の為に家出するまで、王子時代を過ごした実家の城であ…

京から旅へ / インド編 インド仏跡巡礼⑩ ビハール州

ネパールからインドに入り、しばらく走ると、景色は一変した。 国境付近の町で見た、鉄筋コンクリートのビルは消え、代りに、トタン屋根のバラックや、ブルーシートを被せたレンガ小屋、藁ぶきの家など、農村の風景が、バスの窓外に広がってきた。 こまごまとした家々の間には、牛や猪豚など家畜の姿も見える。 野良犬と同じように、人間と共棲しているようだ。そう云えば、ブラブラと暇そうな、野良牛や猪豚も良く見かける。 主要道路は、この道一本きりで、真直ぐに大地を二分する。道の左右には、奥行きの