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京から旅へ / インド編

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各宗派のお寺さんと一緒に、お釈迦様の四大聖地(ルンビニ、ブッダガヤ、サルナート、クシナガル)を巡る旅。仏陀の生涯とインド事情もわかる体験ルポ。
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#日記

京から旅へ/インド仏跡巡礼(40・完)/サルナート④ダメーク大塔

ダメーク大塔は大きく、見る者を圧倒する。が、どこか愛らしい。 角度にもよるが、ヌーボーみ…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(37)/サルナート②サルナート遺跡公園

サルナート遺跡公園は、緑が豊かな美しい場所である。 一万六千坪の広い公園の周囲には高木が…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(36)サルナート①初転法輪の地

サルナートは“初転法輪の地”で有名な仏教四大聖地の一つである。 初転法輪(しょてんほうり…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(31)スジャータ村、ナイランジャナー河

釈尊(ブッダ)が悟りを開いた菩提樹の何代目かとお別れをした後、 バスは、あの“スジャータ”…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(30)ブッダガヤ「マハーポデ寺院」②

大塔を見上げながら何枚もシャッターを切る。 ドピーカンの空を背景に、ド迫力の塔が、画面一…

インド仏跡巡礼(27)ナーランダ大学

釈尊(ブッダ)、晩年の修行の地「ラージギル」の中でも、有名な 聖地を一通り観て、ホテルに戻…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(26)ラージギル/王の因果②牢獄跡地

釈尊(ブッダ)とビンビサーラ王の、もう一つの因果な物語。 「王舎城の悲劇」と呼ばれる、この物語には王と釈尊(ブッダ) の他に、新たに、三人の登場人物が出てくる。 ビンビサーラ王の息子、アジャータシャトル王子と釈尊(ブッダ) の従兄で弟子のデーヴァダッタ、そしてヴァイデーヒ―王妃だ。 始まりは、アジャータシャトル王子の“出生の秘密”である。 ビンビサーラ王は、王妃との間に子供ができず悩んでいた。 そんな或る日、占師に相談すると、今、山中で修行中の仙人 が老衰で亡くなっ

京から旅へ/インド仏跡巡礼(23) 長い夜②

「長い夜」と云えば1970年に流行った、シカゴの曲を思い出す。 ビルボード誌で、全米第四位を…

京から旅へ/インド仏跡巡礼(22) 長い夜①

足元に受けた二度の「牛の洗礼」にもメゲズ、巡礼バスの旅は進む。 結局、その日予定した昼食…

京から旅へ/インド仏跡巡礼⑰釈尊(ブッダ)、荼毘にふす

ラーマパール・ストゥーパは、入滅された釈尊(ブッダ)の遺体を 荼毘(ダビ)にふした、つまり火…

京から旅へ/インド仏跡巡礼⑯釈尊(ブッダ)最後の説法地跡

涅槃堂の白い門から外へ出て、バスが停車している通り沿いに、 南へ100m程歩くと、「釈尊(ブッ…

インド仏跡巡礼⑬カビラ城/僧院跡

釈尊のお骨の壺が発掘されたストーパから、バスで8分程走ると、 四角い赤レンガを積んで造ら…

インド仏跡巡礼⑫四門遊(しもんしゅつゆう)

前回、カピタ城で何不自由なく、優雅な生活を送っていた王子 (釈尊)が、家族も財産も、国の未…

京から旅へ/インド仏跡巡礼⑨インド国境

午前9時20分、ルンビニ遺跡公園を後に、バスはブッダ入滅の地 クシナガルへと向った。 釈尊生誕の地から、一気に、釈尊入滅の地へ。 かなり、気が速いと思うが、コースの都合で、仕方ない。 バスには、インド人のガイドと、ドライバー、スタッフ、そして、 日本人の添乗員が乗って、今日から5日間、旅の世話をしてくれる。 バスは大型。座席は、ほぼ一人二席くらいで、ゆったりと乗れる。 外観は日本のバスと変わらないが、運転席と客席の間が透明板で、 完全に仕切られ、電車の運転室みたいなの