【名言】お前、今何が聴こえる？

「ペドロお前、今何が聴こえる？
ペドロ、心をかき乱されてはいけない。それがどんなところであっても、どんな相手であっても。自分を失い、闘志を失った時が格闘家としての敗北の時と知れ。
ペドロ、もう一度言おう。何が聴こえる？
ペドロ、常に相手は自分自身の中にあり自分自身である。常に自分は日々同じ大地に立ち日々自分という同じ敵と戦う。戦う相手は私ではない、お前自身なのだ。」
by ジャングルの王者ターちゃん(愛弟子であるペドロ・カズマイヤーとの対決にて)

めちゃめちゃ古いアニメからの引用、その名も、『ジャングルの王者ターちゃん』！！これ確か僕が小学生の時のアニメだよね笑
タイトルがいい！！そして実はターちゃんの声は俳優の岸谷五朗さん。
終始一貫逆アニメなんだけど、結構前に兄に勧められてこのシーンを大人になってから見て、凄く感動した記憶がある。

舞台は格闘技の大会場。大観衆の前で、相手の策略により師匠ターちゃんと戦わなければならなくなったペドロ。平然と戦う姿勢を見せるターちゃんを前にますます動揺するペドロに、師匠ターちゃんは上記の言葉で静かに問いかける。
ペドロには最初、会場の熱気とターちゃんの声しか聞こえていない。
しかし、何度も何が聴こえるかを問いかけながら投げかけられるターちゃんの言葉に、徐々に冷静さを取り戻していくペドロ。
そして――――
ターちゃん「ペドロ、今再びお前に聞く！何が聴こえる！？」
ペドロ「はい、かすかに揺れ動く空気の音と―――

はっ・・・！！こんなところに・・・コオロギが！！」

そう、真に自分を研ぎ澄まし、”モード”に入った瞬間、ペドロにはリングの傍らにたたずむコオロギの声すらも聞こえたのだ。
最高の状態になったペドロを迎え撃ったターちゃんはこのあと、全身でペドロの攻撃を受け止め、そして勝利するのだった。

この名言、実はいろんな大切なメッセージが込められている。
いかなる場面でも常に同じであることの大切さ。周囲への感謝や自分を研ぎ澄ますことの素晴らしさ。
ターちゃん、カッコよすぎるぜ。