遺伝子、顔つきで読み解く歴史 序章
世界にはいろいろな遺伝子のハプログループや顔つきがあり、何人はどのような顔つきをしているなどがあります。これも歴史と関係が深いです。顔つきや体格でこの人は何人かなどということがありますが。例えば人種と民族の違いは下のようになっている。
地理への扉より引用
実はどこにルーツを持っていようが日本語を話し日本文化を持っているなら誰であっても日本民族になれるのであります。そして世界各地のY染色体ハプログループを見れば歴史がさらに分かるのである。Y染色体ハプログループは男性しか持っていなく男性は女性に比べ移動することが多く昔の支配者によって持ち込まれたのも多いのである。ここでY染色体ハプログループを見ていこう。
① ハプログループA
写真 wiki「ハプログループA (Y染色体)」より引用
27万年前にアフリカで誕生しており、とても古くからあった。コイサン語族や東アフリカのナイロートなどに高頻度であります。
② ハプログループB
アフリカの熱帯雨林に暮らすとても小さいピグミーに高頻度です。
③ ハプログループD
写真 Wikidataより引用
日本やチベット、アンダマン諸島に多いです。古くから日本列島にあったハプログループで日本人の35% から39%の頻度で検出されている。
④ ハプログループE
アフリカや南欧に多いです。ハプログループDと同じYAP遺伝子に入ります。
⑤ハプログループC
C1(C-F3393)
C1a(C-CTS11043)
C1a1(C-M8) 日本固有
C1a2(C-V20/V184) ヨーロッパ、アルジェリア、アルメニア人、ネパールにわずかに見られる。ヨーロッパ最古層、クロマニョン人の型。
C1a2a (C-V182)
C1a2a1 (C-V222) 英国(エセックス、スコットランド、北アイルランド)、イタリア(カラブリア州クロトーネ県)、ギリシャ、ハンガリー、ウクライナ(リヴィウ州)
C1a2a2 (C-Y11325/Z29329) スペイン(バレンシア州カステリョン県)、ポーランド(ポトカルパチェ県)
C1a2b (C-Z38888) アルジェリア、アルメニア人
C1b(C-F1370)
C1b1
C1b1a
C1b1a1
C1b1a1a(C-M356) 南アジア、中央アジア、西アジアにわずかに見られる。
C1b1a1b (C-Z16582) サウジアラビア及びイラクでわずかに見られる
C1b1a2 (C-B65) 中国(陝西省、湖南省、広東省等)、シンガポール(マレー人)、ボルネオ島(ムルット族、レボ族)、フィリピン(アエタ族)等でわずかに見られる
C1b1b (C-B68) ブルネイのドゥスン族にわずかに見られる
C1b2(C-B477)
C1b2a(C-M38) パプアニューギニア先住民、オセアニア地域に見られる。
C1b2b(C-M347) オーストラリア先住民に見られる。
C2(C-M217)
C2a(C-L1373) 中央アジア、北東アジア、北アメリカに多い。アルタイ諸語、古アジア諸語、ナデネ語族と関連。
C2b(C-F1067) 朝鮮、日本、中国、ベトナム、モンゴルなどでみられる。
上を見ると世界中にいることが分かると思います。C1a1は縄文時代から日本に存在していた。
⑥ ハプログループF
中国南西部のラフ族やイ族に多い。その他ベトナム、シンガポール、タイなどの東南アジアにも少し検出される。
⑦ ハプログループG
写真 wiki「ハプログループG」より引用
コーカサス地方や中央アジアに多くなっている。北アフリカやヨーロッパ、中東で低頻度検出される。ストーンヘンジなどの巨石文化の担い手であったとされている。
⑧ ハプログループH
写真 wiki「ハプログループH (Y染色体)」より引用
インドで誕生したハプログループで特にドラヴィダ人に多いです。その他にインドからヨーロッパに移動したロマに高頻度であります。
⑨ ハプログループI
写真 wiki「ハプログループI (Y染色体)」より引用
北欧や東欧に高頻度でその内I1は北方人種、I2はディナール人種と分布と関係が深く、金髪や碧眼と関係があるようだ。
⑩ ハプログループJ
写真 wiki「ハプログループJ (Y染色体)」より引用
中東やコーカサス地方に多くそのうちのJ1は南東人種、J2はアルメノイドと関係があるようだ。
⑪ ハプログループK
パプアニューギニアに多く見られ、オーストラリアでも見られ。東南アジアでも少数だが見られている。
⑫ ハプログループL
写真 wiki「ハプログループL (Y染色体)」より引用
インドやパキスタンに多く、シリアやトルコの一部で50%以上の高頻度でみられる。
⑬ ハプログループT
写真 wiki「ハプログループT (Y染色体)」より引用
全体に少数であるが西アジア、インド、中央アジア、アフリカ、ヨーロッパにみられる。特にアフリカ北東部で高頻度である。
⑭ ハプログループM
写真 wiki「ハプログループMS (Y染色体)」より引用
パプア・ニューギニア、ニューブリテン島、ポリネシア、メラネシアでみられています。
⑮ ハプログループS
写真 wiki「ハプログループMS (Y染色体)」より引用
パプア・ニューギニア、ニューブリテン、メラネシア、オーストラリア、ポリネシア、 インドネシア東部、アエタ族にみられています。
⑯ ハプログループN
写真 wiki「ハプログループN (Y染色体)」より引用
ロシア北部や北欧を中心に 日本人の1.9%から6.4%見つかっています。日本からヨーロッパまで広い範囲に暮らしていることが上の地図でわかるで分かると思います。そして最も高頻度なのはネネツ人で97%もみられている。
⑰ ハプログループO
写真 wiki「ハプログループO (Y染色体)」より引用
日本人に最も多く弥生時代以降の渡来人と関係しています。東アジア、東南アジア、ポリネシア、マダカスカルの多数を占めています。
⑱ ハプログループQ
写真 wiki「ハプログループQ (Y染色体)」より引用
アメリカ大陸の先住民に多く日本人も1%以下でみられる。
⑲ ハプログループR
写真 wiki「ハプログループR (Y染色体)」より引用
ヨーロッパ、北アフリカ、中東、アメリカ大陸など広い範囲で高頻度である。
そして国によって平均顔があり、この国はどのような顔をしているのだろうかなどに当てはまると思います。
写真 JEZEBELより引用
写真 JEZEBELより引用
写真 JEZEBELより引用
写真 JEZEBELより引用
上の画像は各国の平均顔です。見ると分かるのはその国の特徴が出ていることです。そしてY染色体DNAを知ると、人類みな兄弟であると思いました。それは国境も超えて、地域も超えて、どのDNAの人も広範囲にいることがわかりました。そしてそれを覚えると歴史がわかりやすくなると思います。あなたはどのハプログループに属しているのでしょうか。とても気になりますね。いつか絶対、DNA鑑定でルーツを探りたいと、とても思っています。一体どこに属しているのでしょうね。そして日本人に最も多いのはハプログループDとハプログループОです。しかしそれに属していないかもしれません。そして1%未満しかないハプログループかもしれません。そうであったらとても驚きですね。考えるだけでとてもワクワクします。
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