見出し画像

ミディアムのウルフカットを解説

こんにちは。ブーケブランのイシカワです。

今回はやや美容師向け。カットについて初めて書いてみます。


最近オシャレさんの中でトレンドになっているウルフカット。

少し前から街を見たり、snsでみることが多くなりました。(←おでかけ激減でsns多め)

ウルフカット=トップが短くてアンダーが長く、長短のメリハリを強調したスタイル。ボリュームの位置は高めでえぐれるようにくびれる。

僕の中でそう定義しています。

”かっこいい”、”クール”な印象になりやすい特徴を持つヘアスタイルをナチュラル系に落とし込むために分析してかたちにしました。

画像3

このスタイルで僕なりの分析を解説します。


ポイント①ウエイトはひし形になる所

画像1


ウエイト(髪型の丸みが出る部分)の位置はお客様の骨格を見て、ひし形フォルムになる所に設定します。
そして、写真のように上下二分の一のバランスを取ります。
上部が短すぎると古くさくなり、長すぎるとウルフではなくなります。
このバランスを崩さないように気をつけます。


ポイント②面、ラインを崩す

画像2


ウルフの定義、メリハリを最大限に馴染ませます。
モード系もスタイルの場合はライン感を残しますが、全体的に毛束間、立体感を意識してスクよりも間引くようにカットします。


ポイント③アンダーは厚みを残す

画像3

アウトラインの厚みが非常に重要です。

薄くしすぎるとハネにくくなり、おのずと「S」のくびれがなくなります。

レイヤースタイル、ウルフスタイルだけど毛先の厚みは残して質感をやわらかくキープすることがポイントだと思います。


まとめ

ベースはウルフだけど質感・フォルムを崩すことでナチュラルな印象で新鮮なヘアスタイルになります。

ベースカットよりもお客様の毛質にあった質感調整、毛量調整にカット時間を割くようにしています。


今後もこだわりの仕事を少しでも伝わりやすい内容で解説出来たらと思っています!

お読みくださりありがとうございました。


ブーケブラン イシカワヒデキ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?