試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯準決勝・アビスパ福岡戦)
10月8日は等々力陸上競技場で天皇杯準決勝です。相手はアビスパ福岡。
リーグ戦で優勝の可能性がなくなり、ルヴァンカップはすでに敗退。一方で、残された国内タイトルである天皇杯は準決勝まで辿り着きました。残りは2つです。
このベスト4までの歩みを振り返ると、「盤石で勝ち上がってきた」というよりも「苦しみながら勝ち上がってきた」という実感の方が強いような気がします。
試合結果を見ても、ほとんどが僅差ですからね。
2回戦の栃木シティFC戦こそ3-1で2点差の勝利でしたが、後半途中には失点し、1-1に追いつかれています。3回戦の水戸ホーリーホック、ラウンド16の高知ユナイテッドSCは1点差の勝利、そして準々決勝のアルビレックス新潟戦は、延長戦からPK戦までもつれた末の勝ち上がりでした。
どの相手も決して簡単ではなかったですし、この福岡戦もギリギリの勝負になると覚悟して臨まなくてはなりません。
3回戦からはことごとくアウェイゲームでしたが、この準決勝はホームで戦えます。セミファイナルの等々力開催は大きなアドバンテージです。
もし敗退すると、2年連続で国内タイトル無冠が決定してしまう一戦でもあります。今年も無冠で終わるわけにはいきません。
だからこそ、鬼木監督は語気を強めます。
「フロンターレはタイトルへのこだわりを見せなければいけないクラブだと思っていますし、自分自身もタイトルに飢えています」
サポーターも含めて、等々力全体でタイトルへのこだわりを見せる一戦になります。そんな試合の見どころを語っていきます。
なお、直近の試合(ACL蔚山現代戦)のレビューはこちらです。
ではプレビュー、スタート!
ここから先は
¥ 200
ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。