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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第25節・北海道コンサドーレ札幌戦)

8月26日は等々力陸上競技場で北海道コンサドーレ札幌戦です。

 自分たちに目を向けると、現在リーグは3連敗中。
2017年から始まった鬼木体制では連敗すらほとんどなかったですから、黒星が3つ続くというのは初めての経験です。例えば圧倒的な強さを見せて優勝した2020年は、シーズン通じてリーグ戦わずか3敗でした。選手たちは、ここ最近で体験していない困難と向き合っています。

 ちなみに3連敗は、風間八宏前監督時代の2015年以来。
その前回の3連敗を経験している選手の1人が車屋紳太郎です。当時は大卒ルーキーながら開幕から左サイドバックのスタメンを務め、一年目からレギュラーとして活躍しています。

 そんな彼も今や31歳。
アウェイの神戸戦で負傷交代し、その後、チームは3連敗となってしまいました。すでに全体練習には復帰しており、このコンサドーレ札幌戦での出場を睨んでいます。チームの現状、そして何をすべきなのか。頼もしくなった車屋紳太郎は、いつものように静かに口しました。

「最近は結果出ていないが、それでもいい雰囲気でやれている。こういう時に大事なのは気持ちのところ。サポーターに勝利を届けられていない。気持ちもこめてプレーして、チームにいい影響を出せればいいと思います」

 出場の可否はわかりませんが、鬼木監督は車屋紳太郎について「本人も、多分この数試合出れないのは歯痒かったと思います。自分たちが攻撃的に戦うためには、後ろからどうやってボールを動かすか」と、ボールを運べるCBの役割がこの試合における重要なピースを担うことを示唆しています。

では試合の見どころを語っていきましょう。

前節のレビューです。後日取材の追記もあり、全部で約17000文字の大ボリュームです。

では、プレビュースタート!!


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