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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・ヴィッセル神戸戦)

6月3日はノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸戦です。

どうやら試合当日は台風の心配はなさそうです。ほっと一安心ですね。

首位を走っている相手の敵地に乗り込んでの一戦。鬼木監督はこの試合の重要性をこう口にします。

「首位争いに食い込んでいくためは何が何でも倒さなければ生き残っていけないと思っています。シーズンはまだ半分終わっていないですが、それぐらい重要なゲームになる」

 現在の川崎フロンターレの順位は9位。優勝争いをしているわけではありません。ヴィッセル神戸からすると、自分たちが首位であり、そこに乗り込んでくる中位チームという認識であってもおかしくありません。我々はチャレンジャーです。

 そこで、この試合に向けて小林悠にこんなことを聞いてみました。
「自分たちが首位を走っていた時期、挑んでくる相手では、どんなチームが嫌でしたか?」と。質問の意図を汲み取ってくれた彼は、こう話してくれました。

「自分たちのスタイルがあって、自分たちに自信を持って挑まれるのが嫌だった。だから、自分たちが自信を持って挑みたいし、強気な姿勢で相手が嫌がることは意識して試合に入りたいです」

 自分たちの全てをぶつけるつもりで臨んでほしいと思います。

 思えば、アウェイで首位と戦う感覚はちょっと久しぶりですね。
ここ3年でいえば、2020年と21年は自分たちが首位を走っていたチームでしたし、去年は横浜F・マリノスと天王山を戦いましたが、場所はホームの等々力でした。

アウェイで首位相手に挑んでいくというのは、最近はなかなかなかったシチュエーションなのです。いつ以来でしょうか・・・2019年の味スタでのFC東京戦や、2018年のサンフレッチェ広島戦以来な気がします。

そしてこういう直接対決に勝利したことで、その後のチームもグッと右肩上がりになった記憶があります。ぜひ勝って今シーズンのターニングポイントにしたいとところです。

では、試合の見どころを語っていきたいと思いますが、前節のレビューはこちらです。後日取材による追記もしているので、ぜひどうぞ。

では、プレビュースタート!

■「強いから首位にいると思うので、勝ちたいなと思います」(大島僚太)。心は熱く、頭は冷静に。首位・神戸との一戦に臨むスタメン予想。U-20W杯帰りの高井幸大は間に合う?

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