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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦)

10月26日は埼玉スタジアム2002で、JリーグYBCルヴァンカップ決勝です。

相手は北海道コンサドーレ札幌。自分は北海道出身ですし、コンサドーレサポーターには知り合いも多いですから、この決勝の舞台で対戦することに、なんだか不思議な気持ちもあります。

そんなわけで、冒頭で色々と語りたいこともあるのですが、何と言ってもファイナルですから。あえて、サラリと本題にいきたいと思います。今回のラインナップはこちらです。

1.「この大会に関しては、ここに至るまでも誰がレギュラーかはわからない中で、ホーム&アウェイを戦って、総力戦でここまで来た」(鬼木達監督)。いざ、ファイナル。気になると予想スタメンと、そこで注目すべき二つのポイントとは?

2.「自分では成長していないといけないと思っています」(鬼木達監督)。あの決勝から2年。どういうゲームプランで臨み、誰を起用するのか。一発勝負のカップ戦で問われる、指揮官のチームマネジメント力。

3.「攻撃の時は特殊なフォーメーションになる印象がある。それでも焦れずにやること。取りに行く時は慌てずにやりたい」(脇坂泰斗)、「ミシャが何を選択してくるのか。うちが何を選択してくるのか。そこはピッチに入って、最初の雰囲気とかで変わってくると思う」(中村憲剛)。入念に施していた札幌対策と、それを巡る攻防戦。そして、その上で選手達に求められる臨機応変さ。

4.「お互いに全然出れていない時期しか一緒にサッカーをしていない。そこから福森も成長しているし自分も成長している」(新井章太)、「チームで信頼されているので、彼がボールを持った時に周りのみんなが動き出している印象」(家長昭博)。選手達が最重要警戒として名前を挙げる元川崎フロンターレ・福森晃斗の左足。対応の鍵となる3つのポイントとは?

5.「いつも以上に頑張ろうとしなくても、周りが良いサポートすれば良い攻撃ができると思っている」(阿部浩之)、「誰が出ても良い攻撃はできていると思います」(脇坂泰斗)。「ゲームを動かすのは、本当に細かいところ。そこを見逃さないこと」(レアンドロ・ダミアン)。一発勝負だからこそ、ストライカーが勝負強さを証明する。

6.「準優勝してきた過去を優勝に変えられるチャンスがあるという意味ではとても楽しみだし、必ず優勝したい」(田中碧)、「そういう舞台にずっと立ちたいと思っていたし、それを夢見てきた」(新井章太)、「リーグのタイトルは取れているが、強いチームはカップ戦を取ってこそだと思っている」(登里享平)、「何が何でも、みんなで獲りたいです」(中村憲剛)。ルヴァンカップ制覇にかける、それぞれの想い。

7.決勝はサッカーをプレーする場所ではない。勝つためだけの場所だ。スペイン代表の黄金期を作ったルイス・アラゴネスの言葉。

以上、7つのポイントで全部で約15000文字です。試合に向けた思いは全てここに書いたので、こんな大ボリュームになってしまいました・笑。たっぷり詰め込みましたので、試合までぜひ読んでもらえると幸いです。

なお、これまでのレビューも引き続き公開してます。→まだ足りないもの。そして、それでも頭を高く上げるということ。(リーグ第29節・ガンバ大阪戦:2-2)

ルヴァンカップ決勝までの激闘はこちらです。→「電気が走ったよ」。五ヶ月ぶりに共演した中村憲剛と大島僚太が過ごした、濃密な30分。(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・鹿島アントラーズ戦:0-0)

こちらら準決勝の1stレグのレビュー→等々力の雰囲気を一変させた大島僚太の帰還。決勝弾をお膳立てした阿部浩之の予感と、脇坂泰斗が見せた咆哮。(ルヴァンカップ準決勝1stレグ・鹿島アントラーズ戦:3-1)

では、スタート!

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