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子ども虐待の漫画を読んで

久しぶりの読書記録です、サティー( @Vilogger_satty ) です。

私が気になっている社会問題「子どもの虐待」のリアルが知りたくて、日本から書籍を取り寄せて読んでみました。(手に取るまでに3ヶ月以上かかった...)

「凍りついた瞳」と「120年後の約束」両方を読んでみて

まず、「120年後の約束」から読み始めました。この漫画は「凍りついた瞳」の第二版にあたる書籍でした。

内容的な大きな違いは「120年後の約束」の方がより、専門用語や解決のための知識がわかりやすく丁寧に最新版の情報で書かれていました。

どちらも読み始めてすぐに暗くて悲しくて、何ともやるせない気持ちになります。

信じられないほど無惨な姿で緊急治療室に運ばれてくる小さな子ども。すぐに異常であることを察するだけでなく、自信の心に従って、子どもと母親に寄り添う小児科医。

他者に心を開いて子供と共に回復する家庭もあれば、救いようがなく行方を晦ます家族も...

様々な人々の表情や心情がリアルに描かれていて、夜寝る前に読んでしまうと、中々眠れなくなる日もありました。

それにしてもネグレクト(育児放棄)や虐待を行う家族は多くが彼女、彼らの親から受けた「負のループ」にハマっているだけであったり、本当は望んで授かりたかったのにパートナーの行動によってどうしても心から受け入れれにくい状態のまま出産に至ってしまったり...

至って普通の人がコントロール不可な状態に陥って、我が子にありえないような残酷なことを行ってしまっていました。


救われるケースとそうでないケース

救われるケースは小児科医であれ、近所の人であれ、本人であれ「異常」に気づく人がいることから始まるんだ

と思いました。また、それを見逃さないこと。そして、適切な人にSOSを出して、多方面から地域全体で助けること。

改めて、一つの家族が救われるのには何人もの協力が必要で、1人でも多くの人が諦めないことが大事なんだと思いました。


逆に、こう言った虐待が悪化してしまう時は常に当事者が心を許せる人が誰もいない時。当事者への救いの手が突然、見放された時。そんな風に思いました。


最後に...

私達がこの長い人生を生きていく中で間違ったり、後悔したくなるような出来事はあるものです。

どんなに悔しくても、思い通りでなかったとしても、自分を。相手を。心から許せるようになることが新たな世界へ進む鍵になるようにこの本を読んで強く感じました。


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