石井力重

アイデア創出ツールの開発をしています。 創造工学の研究者です。 石井力重 (アイデア…

石井力重

アイデア創出ツールの開発をしています。 創造工学の研究者です。 石井力重 (アイデアプラント 代表) (早稲田大学 非常勤講師)

最近の記事

無限に言葉が生まれてきそうな夜

    • 2024年の展望抱負:「人機共想(じんききょうそう)」時代への挑戦

      記事の要約人間とAIが共に想像する「人機共想」が重要となる時期にいます。人力のみでは達成できない水準の効率が実現し始めます。次第にAIのみではたどり着けない「高い人間性の仕事」が明らかになり、そこにじっくり時間をとる場面が増えます。人と機(AI)の共想をアイデアプラントは支援します。 2024年が始まるにあたり、未来に向けた展望と抱負を共有したいと思います。2024年は、人間と生成AIの協力がますます重要になる年となるでしょう。ポイントを述べます。 1. 人間とAIの共同

      • 1月7日に、安松健さんと私石井との「対談+α」のイベントがあります。

        AIと人が組み合わさった新たな創造力について探求します。 創造性の学会である「日本創造学会」では、一般の方の参加ウエルカム、の開かれたイベントを定期的に行っています。クリエイティブサロンといいます。 新春第一弾は、1月7日の午後4時です。登壇者は、安松健さんと私石井力重です。ともに、新任理事の二人です。 安松さんと「同期の理事」として時々ディスカッションをする間柄なんですが、彼は、KJ法、ユーザ観察、そしてAIの達人で、少し話すだけで多様な示唆をもらっています。 そん

        • 日本創造学会の研究発表大会で3つの登壇(パネルディスカッション1件、研究発表2件)を行いました。

          2023年9月30日と10月1日に開催された日本創造学会の研究発表大会では、私石井力重は、パネリストとしての登壇と2件の研究発表を行うという、通常よりもかなり多い登壇~発表をしました。 (私の学会経験の中では、過去最多で、多分これが最多だと思います。2つの研究を同じ年にするのはかなり大変でしたが、その2つは車の両輪のように、両方、今、大事なものでしたので。) 創造性教育と生成AI:教育における新たな地平 パネルディスカッションでは、創造性教育と生成AIの組み合わせがどの

        無限に言葉が生まれてきそうな夜

        • 2024年の展望抱負:「人機共想(じんききょうそう)」時代への挑戦

        • 1月7日に、安松健さんと私石井との「対談+α」のイベントがあります。

        • 日本創造学会の研究発表大会で3つの登壇(パネルディスカッション1件、研究発表2件)を行いました。

          物は、距離を超えられない。心は、距離を越えられる。

          人々とオンラインツールを使ってみて、今思う。 物理的な実物が重要なものははかどらない。 手触りとか、その人が起こす振動とか、味、香り。これも減衰してしまう。 しかしそれらの成分を抜いた最後に残るもの、つまり心で感じるタイプのものはネットという細い線を遠くまで流れていた。 物は、距離を超えられない 心は、距離を越えられる。 そう強く感じた個人的な経験が僕にはある。 コロナの2年間で、父母が相次いで亡くなり2度の喪主をした。実家は300km以上遠方。 メイン級イベントは

          物は、距離を超えられない。心は、距離を越えられる。

          打ち合わせは対談のように

          打ち合わせは対談のように

          「創造の火」にとって、批判は風である。

          「創造の火」にとって、批判は風である。

          万策尽きたがスタート地点

          万策尽きたがスタート地点

          心理的安全性の石井遼介さんと対談イベントをしました(11か月遅れの開催報告です・・・)

          心理的安全性。 チームをより良いものにし、質の高い成果を出すためのキーコンセプトとして、最近一層注目されています。 私が、この概念を最初に目にしたのは、グーグルの調査結果(2012年)です。 調査名、Project Aristotle(プロジェクト・アリストテレス)。 ”生産的成果を出すチームの成功要因は心理的安全性の高さにあった”ーーと。 この調査以降、言及記事が多数あがり、心理的安全性がビジネスパーソンたちに意識され始めます。 その経緯から「心理的安全性は、グ

          心理的安全性の石井遼介さんと対談イベントをしました(11か月遅れの開催報告です・・・)

          アイデア創出で、 批判をもらった時には 「思考の合気道」が必要。 パンチをうまく受け流し、 勢いを抽出し、 前進エネルギーとしてつかう。 まじめな人は、心の中で、棒立ちで殴られてる。 柳のような人は、殴られず、「そうかも。で、その点を改良するには」と発展材料だけもらう。

          アイデア創出で、 批判をもらった時には 「思考の合気道」が必要。 パンチをうまく受け流し、 勢いを抽出し、 前進エネルギーとしてつかう。 まじめな人は、心の中で、棒立ちで殴られてる。 柳のような人は、殴られず、「そうかも。で、その点を改良するには」と発展材料だけもらう。

          アイデアぬぬぬ

          アイデア創出の後は「か・も・め」アイデアは 「仮説」へ仕立て 「モック」で試し 「目途立てる」 失敗からも情報爆発が起こり、刺激となり、さらに発想が。 一方 「ぬぬぬ」(=選ばぬ、試さぬ、目途立たぬ)は駄目。 アイデア思考の処方箋 「アイデア→ぬぬぬ」を感じた時は 「アイデア⇄かもめ」に着手しよう。

          アイデアぬぬぬ

          アイデアの分類(の本質)

          アイデア創出をした後、アイデアの整理段階で困りませんか? 「アイデアの分類ってどうするんだろう。」 「アイデアをきれいに分類してみたけど、そこでスタックしちゃった。」 そういう経験は、企画的な仕事をする時にいつも現れます。 その際には「発展に資するようにグルーピングするべし」と思って、実施してみてください。 そのレクチャー・スライドを掲載します。 http://www.slideshare.net/slideshow/embed_code/key/COTymWCN

          アイデアの分類(の本質)

          新年のご挨拶(年賀状を廃止し、ブログでのご挨拶に切り替え、10年が経ちました)

          新年となりました。今年もよろしくお願いします。 昨年は、皆様にたくさんの機会やインプットを頂きました。 ありがとうございます。 今年も、自分の能力と知見を最大に活かして、社会を豊かにできるように、全力を尽くします。 皆で、新しい可能性を開いていく一年を今年も、共に、ゆきましょう。 <<年賀状に関する余談です>> 新年のあいさつに知人をまわり、不在の場合には挨拶状を投じた日本の風習は美しいと思います。 現在の郵便の年賀状は明治6年(1873年)に始まったようです。

          新年のご挨拶(年賀状を廃止し、ブログでのご挨拶に切り替え、10年が経ちました)

          「発達障害は、人間の潜在ニーズを拡大して顕現させる開発ニーズの宝庫」としてみると、新商品ネタ、どんどんでそうです。一緒にハッタツソン、しませんか

          ハッタツソンが来週の週末あります。 一般参加者を募集中です。 発達障害というか、人間、能力に凸凹があります。その平均値から大きく外れた能力の人は、平均値の人間を想定した社会や生活だと時々、しにくいことがあります。 そういう「当事者」と「一般参加者」の人で、小さいチームを組んで、 何が課題になるのか(課題の洞察)  ▼ どうしたらより良くなるのか(道具やサービスの考案)  ▼ それが、ひいては一般の人の生活もよりよいものにできないか。(広い市場への商品化) という創造活

          「発達障害は、人間の潜在ニーズを拡大して顕現させる開発ニーズの宝庫」としてみると、新商品ネタ、どんどんでそうです。一緒にハッタツソン、しませんか