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猿が作った薬を飲むと学生ノリに!『モンキー・ビジネス』

自宅の本棚に眠っていたDVDを観るMyイベント”掘り起こしエンタメ祭り”
第2回は『モンキー・ビジネス』だ!!

『モンキー・ビジネス』は、『三つ数えろ』『赤ちゃん教育』『暗黒街の顔役』ハードボイルド、コメディ、ギャング、アクション何でも撮れる名匠ハワード・ホークス監督によるロマンティックコメディだ。

日本では未公開だったそうだが、「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」と翌年に大ブレイクするマリリン・モンローが出演しているため、DVDとしてリリースされている(表紙に映っているが主演ではない)。

製薬会社に勤めるフルトン博士(ケーリー・グラント)は若返りの薬を研究中の科学者だ。ある日、実験用のチンパンジーが檻から抜け出し、研究室の薬品を好き勝手に調合し、飲料水タンクに流してしまう。自分の調合した薬と偶然その水を飲んでしまったフルトンは突然視力が回復し、ティーネージャーのような振る舞いをする体になってしまう。

薬の効果が切れ、自分の薬の効果と勘違いしたフルトンを心配し、彼の妻エドヴィナ(ジンジャー・ロジャース)も彼の薬とチンパンジーが調合した水を飲むことに。フルトン同様にエドヴィナの言動もティーネージャーのようになってしまう。彼女のアクティブな行動によってフルトンは散々な目に遭遇してしまうのであった。

若返ったら大学生ノリになる姿が微笑ましい
薬の効果で若返ったフルトンが、若者が好む洋服や車を新調し、髪型を今風に変え、社長秘書ロイス(マリリン・モンロー)を連れ出して街へ繰り出すシーンは爽快だ。若くて美人な女性をオープンカーに乗せ、街中をかっ飛ばす。童心に帰りローラースケートやプールの飛び込み台でキャッキャとはしゃぐ姿は、若さへの憧れをわかり易く表している。

このように夫フルトンでは身体的な若返りが描かれる一方で、妻エドヴィナは割とシリアスな若返りをみせる。
彼女の場合、有り余る体力ではなく精神面の若返りが目立つのだ。記憶は、結婚前の過去にタイムスリップしてしまう。過去の恋愛や、過去の母親と夫との関係など、円満に見える現在の夫婦生活に亀裂が入るような爆弾発言が連続するのだ。

ほとんどふざけているが、たまにシリアス
翌日、素面に戻った二人は、前日の互いの行動が潜在意識の現れだと口論になる。先程までコミカルだったのに、唐突にシリアスに転換する瞬間だ。まさにコメディの基本である”緊張と緩和”を表す展開であり、素直に感動してしまった!

まぁ、この後さらに薬を飲んでしまい、2人は5歳児くらいまで若返ってしまう展開で結局馬鹿馬鹿しくなるわけなので、大笑い必至である。あと流石は黄金期のハリウッド作品ということでラストへの持っていき方も大変素晴らしい。

しかし…いつこのDVDを買ったか全く思い出せない。マリリン・モンローをディグったこともないし…まぁ普通に楽しい映画だったので良しとする。

一点だけ余談。外見は40代のおじさんが派手な洋服や車を選ぶもんだから、販売員達も「博士…攻め過ぎですよ」と心配するシーンがある。
これら一連のファッション系ギャグだけは、公開から半世紀以上経った今では、そもそも当時の若者トレンドがわからないのでピンとこないのは正直なところである。

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