城 写実画と装飾画 動画あり
大阪城を題材に、写実的な水彩画1枚と装飾的な水彩画1枚を描いたときの描き方の違いを説明します。
これらの絵の元の写真は、「Illust AC」 (https://www.ac-illust.com/)」 から採ったものです。
元の著作権フリー写真(↓)
この写真から描いた、写実画のための下絵は次の通り:
完成した写実的な絵は次の通りです。配色のバランスを考えて、影の部分を青味を強くしました。城の窓などの細い線は、紺色のボールペンで描いています。
一方、装飾的な絵の下絵は次の通り(↓):
装飾的な絵は明暗のコントラストを大きくし、暗い部分は漆黒に塗って、輪郭を白い線で浮き立たせるつもりなので、まず必要な部分だけ水彩紙に転写しました。
マスキングに Pebeo (ペベオ、0.7mm) を使いましたが、インクの出が悪かったので、何度もチップを強くこすりすぎて線が太くなってしまいました。
その後、明るい部分は、下絵を黒いカーボン紙でそのまま転写しました。白い線を描き忘れた部分は、後からガッシュのパーマネント・ホワイトで加筆しました。
これらの描画過程を記録したのが次の動画です。
『城 写実画と装飾画 / Realistic/Decorative Japanese Castle』 (7分1秒)
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