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その悔しさを今後の人生に活かせるか   ー3度目のドバイ編ー

スワンナプーム空港へ

バンコクでは一通り見るところも見終わり、タイ式マッサージをしてもらい、
大きなバックパックを預けていたターミナル21へとバックを受け取りに行きます。

私が行ったマッサージ店はこちらのお店でしたが、非常に素晴らしかったです。清潔感もあり、従業員の方の接客も素晴らしく、非常に心地よかった記憶があります。タイに限らず、日本でもマッサージをすることはほとんどないのですが、今この時のことを思い出すだけで気持ちよさが蘇ってくるレベルで気持ちよかったので、日本でも定期的にマッサージに通おうかなと思ってしまっております笑。

荷物はターミナル21の東京フロアにあるお店で1日預けました。確か1000円未満だった気がしますが、正確な値段は覚えておらず、、

余談ですが、21時半までに受け取りだったので、21時15分くらいに荷物を取りに行ったら、なんとお店は営業時間外。これはやばいと思い、近くにいた警備員に事情を話すと、電話で確認してもらい、「1F上のお店だよ」と言われ、フロアを爆走。
営業していた、、、大安心。1Fフロア異なるのに、全く同じ見た目の店舗を2つ作るのは紛らわしすぎます笑。これでヨルダン行きはなしになるのかな、、と心底焦りました。但し、焦ると英語力もコミュ力も5倍くらいになることに気づけたので、それはそれで良い経験でした。警備員のお兄さんが電話して確認してくれなかったら本当に焦っていたでしょう。感謝です。

灼熱のバンコクで大きなバックを抱えて観光するのは地獄ですので、値段に限らず預けてしまって良いと思います。その点、街中にコインロッカーのある日本がどれだけ素晴らしいことか。バンコクはまだコインロッカーも普及している方ですが、治安の悪い国ではコインロッカーという概念は絶対に定着しないのではないかとすら思います。


マッカサン駅の乗換途中にもあったロッカー
市内の交通渋滞の様子


スワンナプーム空港。チャンギやクアラルンプールと並ぶ出発便の多さな気がしました。
ドンムアン空港に比べ開放的な建物が印象的でした
チェックインカウンター
長蛇の列、これは改善してほしい。
カタール航空の皆さん。制服がエレガントで統一感があります。
キングパワー・インターナショナル、レスターのオーナーでタイを代表する新興財閥です。
博多行きの便。今回は前回と異なり、帰りたくはなりませんでした笑。成長です。

ドバイへ

空港では長蛇の列に並び、チェックイン。ドバイを経由した次なる目的地はヨルダンの首都アンマンだったのですが、ここで問題発生。ヨルダンに入国するのに、コロナウイルスに関するウェブでの入国登録をしなければならず、完了の画面を見せないと搭乗券が発行されないとのこと。スワンナプームはwifiが不調だった為、仕方なくサブの華為の携帯で入力していきますが、回線は遅い、打ち込みづらい等で、約20分くらい入力作業に打ち込んだのではないでしょうか。やっと完了し、チェックインカウンターで発券された時は本当に安心しました。入国時のコロナ対策は出発前に一通り調べていったつもりでしたが、結果的に少し苦戦したのは、この時だけでした。

久しぶりのエミレーツ航空

エミレーツ航空で次なる目的地のドバイへ。現地時間2時に離陸し、7時間ほどのフライトです。隣の席はアイルランド人の女性で、ポーランドのワルシャワに住んでおり、タイに2週間ほど旅行をしていたとのことでした。とても優しく、持っている飴やスナックをくれたりしました。時と場合によりますが、長時間のフライトでは通路側の席でない場合には、隣の席の方と簡単にコミュニケーションを取っておくと、その後ノンストレスで過ごせるのでオススメです。余談ですが、ワルシャワを「ワルサワー」と彼女は発音していて、それは正しい発音だったのですが、ワルシャワのイメージが強く、後で調べるまで理解できなかったのはここだけの話です、、笑

2時に離陸して、シンプルに疲れていたので7時間ガッツリ寝たかったのですが、FCCの場合、離陸後1時間後という絶妙なタイミングで機内食の提供があり落ち着かないので、仕方なく機内食を食して就寝。正直、深夜便ではとにかく寝たいとしか思わないので、もはや値段が高くてもLCCの方がいいんじゃないかとすら思いました。これも余談ですが、4列あり右から二番目に座っていたのですが、左2列が空席だったので、早めに移動しておくべきでした。2列にも関わらず横になって寝るアラブ人が移動してきたので少しストレスでした笑。

ドバイ国際空港

ドバイ国際空港に到着したのは6時過ぎ。ダラダラと空港で準備をしてメトロでダウンタウンを目指すものの、これまた面白く、行き先が「EXPO2020」に!ドバイ万博にはかねてより興味があり、コロナ期間中ずっと行きたかった旅行先はドバイだったので、朝訪れて何があるかは分かりませんでしたが、とりあえず終点であるEXPO2020まで乗車してみることに。
途中高齢者に席を譲ってくれと言われたり、相変わらず鉄道を使うのはパキスタンやインド系の出稼ぎがほとんどですが、1時間弱かけてEXPO2020ステーションへ。

EXPOドバイへ

EXPOドバイへ到着したのは朝の8時過ぎ。もちろんこの時間にこの駅に降り立つ乗客はEXPOドバイの従業員以外おりません。駅に関しては、世の中にこんなにも清潔な駅があるのかと感動した記憶があります。もちろん現在は万博は行っておりませんが、パビリオンがレガシーとして残っており、日中は体験型イベントなどを楽しむことができます。
残念ながら私は午後にはアンマンへ旅立たなければならなかったので、ゆっくり日中まで待つ時間はなかったのですが、東京ディズニーリゾート8つ分の広さを誇る雄大な敷地内に聳え立つユニークな建物を眺めるだけでも見応えがありました。2023年現在(執筆は10月)では大阪万博に対するマスコミの報道は建設の遅れ等、ネガティブな報道が多い気がしますが、私個人の見解では生きている間に日本で万博が開催されるのはもう2度とない気がしているので、是非現在の日本の閉塞感を打ち破るような万博が開催されることを切に願っています。


ドバイ国際空港。空間体積が広いので、開放感があります。
ドバイ万博跡地のエントランス
とにかく建物1つ1つが大きい。
メインのドーム??
じっくり見たかった
テレビでよく拝見するエリア。早朝でしたが水は流れてました。
あまり写真のとりがいはない笑
繰り返しですが、駅はThe万博!となる近未来的な駅でした。
EXPO2020駅周辺。車社会なので駐車場敷地が広いのが特徴的です。

ダウンタウンへ

その後メトロでダウンタウンへ移動。人生で3度目ですが、何回訪れても、ブルジュハリファは見応えがあります。というより、Burj Khalifa Stからドバイモールへと続く遊歩道を歩いているだけでテンションが上がります。あの時ほどテンションが上がる瞬間はなかなかないですね笑。言語化できないのですが、ドバイのダウンタウンは大好きなんです。UAEは歴史や文化、自然的な観光名所はなく、全てが人工的なので好き嫌いが分かれると思いますが25歳時点での私は大好きです。

何度来てもたくさん写真を撮ってしまいます。
ラクダグッズ。次の目的地がなければ買っていました笑
パキスタン人の清掃員の男性に撮ってもらった1枚

写真を撮ってもらった男性にどこから来たの?と聞かれたので、日本からと言ったら、「Made in Japanは素晴らしい」と称賛され非常に誇らしくなりました。笑

これはかわいかった

ドバイに3年間で3度も訪れる理由

タイトルにある通り、ドバイを訪れるのは3度目。恐らく日本人が生涯で1度でもドバイを訪れればそれだけでも好奇心が旺盛な方だと思いますが、25歳の時点で3度もドバイを訪れる理由は何故か。
答えは3つあって、1つ目はシンプルにヨーロッパやアフリカ・中東諸国を訪れる際に中継地点にドバイが位置しているからです。ドバイに限らず、ドーハやアブダビも同様ですが、アフリカ、中東諸国のみならずロシア領土を避けてヨーロッパへ飛行しなければならない現在の世界情勢下では、中東の大都市を経由するフライトは選択肢として外せません。ドバイに限らず、古代から現代まで都市はその都市が都市と都市との中継地点や交易拠点として不可欠な場所に位置することにより発展してきたケースが多く、現代でもアジアから中東やヨーロッパへ移動する際には、中東を経由することは選択肢として、必要不可欠とも言えます。
2つ目はシンプルにドバイという空間が好きだからです。ドバイは元々何もない砂漠だった故に、建物の体積がとにかく大きい印象があります。空港もショッピングモールもあらゆる場所の空間における体積が大きい為、とにかくどこにいても開放感があります。東京に住んでいる身からすると、東京は朝起きて通勤するまでに、電車に乗る時点で密集空間に身を置かなければならないので、なかなかこの開放感は味わえません。私にはこういった開放的な場所は合っているように感じます。
田舎の自然が豊かな場所はあまり好きではないですが、都会で活気がありながらも、開放感のある空間が好きな私にはドバイの居心地はとても良く感じます。

その悔しさを今後の人生に活かせるか

そして3つ目ですが、8割くらいは上2つの理由で訪れていますが、残りの2割くらいは悔しさを感じに行っている部分もあります笑。というのも、私が訪れた都市の中でドバイほど日常的に資本主義社会に生きることを実感する場所はないからです。
エアバスA380をドバイ国際空港では多数見かけますし、ドバイメトロでは各駅停車にも関わらず、有料課金エリアがあり、乗客は出稼ぎのインド・パキスタン人が大多数。一方でダウンタウンでは高級ブティックで買い物を楽しむエミラティも多く、高級車の多くはメインエントランスで乗り降りをしています。また、所得水準が高いからなのか、ホームレスは殆ど見かけることもなく、治安も非常に安定しています。
そんなドバイに行くと、何故か悔しさが湧き出てきます笑。
見るからに富裕層であろう人々が多く、固定資産税、法人税や所得税、資産の売却益への課税もなく、資産家が集まる仕組みを構築している制度がある中、自身が一観光客としてしかこの都市に関われないことが素直に悔しいです。少し胡散臭いイメージもありますが、ドバイを歩いていると、不思議とここにいる富裕層たちと資本主義社会の中で対等に渡り合いたいという謎の欲求が沸々と湧いてくるものです。これは初回に訪れた際も同じ感情だったので、私自身の根源的な欲求であることは残念ながら否定できないでしょう。
少し、要らない欲求だなと感じつつも、自身の人間としてのスケールの小ささ、無力さを感じる場所としてはドバイは最も適した場所だとも言えます笑。
この悔しいという感情を悔しさのまま過去のものにしてしまうのか、それとも、その悔しさを喜びや達成感に変え、今後の人生に生かしていけるか。
もっと言うとドバイに限らず、残念ながら今までの人生、私の場合喜びと悔しさを比べると90%くらいが悔しさで10%が喜びと言ったところでしょうか笑。朝起きる際に起きたい時間に起きれないことの方が多く、もうその時点で悔しさを味わってますからね笑。もちろん、日常生活のみならず、学生生活から現在に至るまでの仕事や恋愛などほとんどの場面を振り返ると、悔しさの方が蘇ってきます笑。
ただ、そんな悔しさがあるからこそ、その悔しさをもう味わいたくないという想いで日々過ごせているのも事実です。悔しさや哀しみといったネガティブな感情は自身が成長できるための一番の起爆剤。大変なことも多いと思いますが、大変とは、大きく変わると書くくらいなので、大きく変われるチャンスでもあるのです。
残された時間は多くないなと感じる今日この頃。その悔しさを今後の人生に活かせるかどうか。全ては自分次第ですが、活かせると信じています。




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