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ピラミッド観光→市内散策

久しぶりのピラミッド

エントランスでチケットを購入し、荷物検査を終え入場。値段は正確には覚えていませんが、確かピラミッド内部入場も込みで2,000円しないくらいだった記憶があります。全く記憶になく申し訳ございませんが、詐欺師のような連中から購入するようなことさえせずに、ちゃんと並んで買えば問題ないかと思います。因みに、学生は国際学生証があれば半額で入場できたはずなので、参考までに。

入場後。バスの駐車場という概念はないのだろうか笑。

 入場後は目の前にピラミッドがあるわけですが、ピラミッドをちゃんと見る間も、写真をゆっくり撮る間もなく、とにかく客引きが永遠に話しかけてきます。うざい笑。とにかくうざい。写真を撮ってあげるだの、政府系の公式ガイドだから、ガイドをしてあげるだの、歩いてて全く落ち着きません。   ペトラ遺跡もそうでしたが、個人的には入場後の客引きは流石に本物のガイドさんに絞って、観光させてくれよと思います。(特にペトラ遺跡は入場料も信じられない程高いので、最低限のモラルと民度は担保してほしかったなというのが正直な感想です。)
 このあたりの主要な観光地の入場後の民度の差は、数を重ねてくると顕著になっていくので、そういった観点で観光地を比較するのも1つの楽しみではありますが。

その偉大さと共に、だいぶ表面が削られてしまっていることも分かる。

 ピラミッドに来るのは2回目ですが、なんだかんだゆっくり観光するのは初めてなので、客引きのうざさに苛立ちながらも、改めてその凄みには感銘を受けました。3大ピラミッドと言うものの、メンカウラー王のピラミッドは大きさも小さく、入口から15分ほど歩くので、このピラミッドまでわざわざ見物する観光客は数えるほどでした。私の記憶では、アルゼンチンから来たという家族連れくらいでした。ツアー旅行も多いので、ここまで来ることは少ないと思いますが、個人的には遥々カイロまできたのであれば、3つとも間近でみた方が良いのではと思います。

有名人になった気分

ピラミッドを訪れた観光客の方々の観光記を拝見させて頂くと割と目にするので、決して私だけではないという前提はありますが、今回の訪問では数えきれないくらい現地の方々から一緒に写真を撮ってと言われました笑。確かにここを訪れる観光客の中でアジア人は決してマジョリティではないですが、周りを見渡すとアジア人の団体観光客はチラホラいるので、最初はぼったくりか、スリでも企んでいるのではないかと疑いもしました。
 ただ、写真撮影に応じていると、どんどん周りの人も「私も私も」となり、私と写真を撮る為に、列ができるほどでした笑。インスタグラムやFacebookのアカウントも交換してくれと言われ、交換した方のアカウントに私との写真がアップされていたりし、びっくりしました笑。こういう時に撮影した写真を悪用される可能性も0ではないですが、私の判断では、彼らは極東からの日本人に対して温かい歓迎と、珍しさからくる興奮を示していたのは間違いないので、全然OKです。中には日本についていろいろ知りたいと、1年経った今でも頻繁に連絡してくれる方もいらっしゃいます。

エジプトの子供たち
エジプトの女性たち
ノリの良かった若者
皆笑顔が素敵です

スフィンクスを見て市内へ

ピラミッドに関しての細かい考察は割愛します。但し、帰国後にピラミッドが出来た過程や当時の文化を学んで興味深かったので、是非そういった視点からも観光できると、観光のレベルが一段上がるんだろうと思いました。
 ピラミッドを一通り見終わって、スフィンクスの場所を探しましたが、どこか分からず戸惑ってしまいました。結論、もう一つの入口側にあるのですが、ピラミッド周辺にいる方にスフィンクスの場所を聞くのも、変にチップを要求されかねず面倒なので一苦労です。スフィンクスはピラミッドと異なり純粋にサイズが小さいので、周辺は観光客でごった返しており、長居はしませんでした。

全てのピラミッドを1枚に
スフィンクス
スフィンクスと3大ピラミッド

 その後ピラミッドを後にしますが、この後はノープランでした。翌日のAM3時半に次なる目的地、チュニスに向かう必要がありますが、逆に言えばそれまでは自由です。
 予定では、アンマンを出発して、カイロ→チュニス→カサブランカと宿泊をせずにリスボンに向かう超強硬スケジュールでしたが、この時点でリュックを10kgの背負って歩き回ったせいか、かなり疲労があったので、バックを置くために宿を抑えます。Uberで宿へ向かい,シャワーを浴びたのちエジプト国立文明博物館へと向かいましたが、残念ながら閉館間近で入場できず。次回行く時にはに持ち越しですね。その頃には大エジプト博物館もオープンしていることでしょう。

初のオールドカイロへ

 夜はナイル川でクルーズに乗りながらベリーダンスでも眺めるのももちろん選択肢の1つではありましたが、近い将来それは達成されると信じて、前回の訪問では訪れなかったオールドカイロへ。正直行く前はポツンとモスクがあって、少しの露店がある程度なんだろうなどと想像していましたが、実際にはとても活気に満ち溢れた永遠の商店街で、ひたすら歩いていても全く飽きることのない場所でした。
 カイロは都市の規模の割に、経済状況も芳しくなく、活気がない街だと前回の訪問で感じた私にとって、オールドカイロのような場所がカイロにあることを知れたのはとても大きな発見でした(1度行っただけで、カイロはこういった街だと形容する自身の浅はかさにも改めて気付かされました)。

活気があるが、道路は汚い
バザールの露店
アラビックな商品が多い陳列

 オールドカイロではたまに客引きの男性の方が「日本人?山本山!」などと知っている単語を駆使して話しかけてきますが、ピラミッド周辺にいるような悪質な客引きは存在せず、ローカル向けに商売をしている露店が多い印象でした。そのため、値引き交渉もあまり成立しづらかった記憶があります。その分、The日用品といった商品がバーゲン価格で販売されていたのが印象的です。

大量に売られていた靴の山々。ローカル用なので客引きは寂しいほどない。

印象的だった夕食

 バザールやマーケット散策が楽しすぎて、気づいたら1~2時間は歩き続けていたでしょうか。ホーチミンやバンコクにも引けを取らない活気のせいか、歩いていても全く疲れませんでした。(カイロは運転が非常に荒っぽく、歩行者にとってはかなり気を遣って歩く必要がありますが)
 夕食は何を食そうか迷っていましたが、行列ができているお店を発見したので、入ってみることにしました。とはいえ、アラビックで書かれたメニューを見て、何を注文すれば良いのかすら分からないので、店員さんにあなたのおすすめをそのまま買うよと言って、提供してもらった商品がこちら。合計500円くらいでした。初めての来店ということで無料で大盛にしてもらい、コーラもサービスしてもらいました。ピラミッドにいるエジプト人とは見違えるほどの優しい店員さんでした。
 やはり観光地だけ訪問した上で、エジプト人全体を形容してはいけないと思いましたね。

とにかく盛りが良かった
初めての来店ということでコーラもサービスしてもらった
待ち時間でスープも頂いた
とても繁盛しているお店でした
この6日間の平均徒歩移動距離。よく歩きました。

 その後2時間ほど仮眠をして深夜にUberでカイロ国際空港へ。今回はチュニジアのチュニス航空を利用する為、ターミナル1。前回はエーゲ航空での移動だったので、ターミナル3でしたが、ターミナル1はエジプト航空もないからか、遥かに規模は小さいターミナルでした。出国の荷物検査でチップを要求してくる連中もいなく、そこそこ快適だった記憶があります。
 出国のスマートさやボーディングまでバス移動なのは面倒ですが、いずれにせよ今回のカイロ訪問でカイロはとてもお気に入りの都市の1つとなりました。近いうちまた訪れたいと思います。

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