【国家公務員!?】国立演芸場について【思い出】
こんにちは、金の助です。
只今、永田町と半蔵門の間にある国立演芸場二月上席に絶賛出演中です㊗
トリは師匠の笑遊です。
お時間ございましたら、是非遊びにいらしてください。煩悩という字を人間にしたような師匠が毎日熱演しております。そんな師匠に負けないように、私も熱演しております!!
ちなみに初日は久しぶりの高座だったので、ちょっと不安だったので口慣れた噺『子ほめ』今日は久しぶりに『強情灸』をかけました。
さて、こちらの国立演芸場は、その名の通り国営の演芸場です。ですから国立演芸場に出演している時は、普段根なし草のような我々芸人が国家公務員になる貴重な機会です(嘘)
ですから浅草・新宿・広小路等の個人や会社がやっている寄席と違うところがたくさんあります。今日はそんな国立演芸場についてしたためていこうかと思います。
国立演芸場がいつ出来たとか、そういった事は調べればお分かりになるので割愛いたしますが、国が落語という伝統芸能の興行を打ってくれるのですから、我々芸人からしたら大変ありがたい施設です。
~寄席興行の違い~
・日数
国立演芸場は1カ月のうち上席(1~10日)と中席(11~20日)の20日間の寄席興行をしています。落語協会と落語芸術協会で10日ずつ分けています。基本的に昼席のみです。
またそれ以外に毎月、国立名人会・花形演芸会という落語会が行われます。ちなみに先日、私も花形演芸会に出演致しました。
・番組の本数の違い
浅草・新宿等の寄席は昼席の興行で約15~17人(組)が出演しますが国立は7組(人)です。ですが、そのぶん一人一人の持ち時間が少し長めになっていますので、同じ芸人さんを観てもいつもと違う噺をかける事が多くなります(もちろん例外もありますが)
かくいう私も今日はめったにかけない『強情灸』をかけました。
・舞台&施設
もちろん国立ですから会場も舞台も立派です。席は300席。
なんと国立演芸場ですから立派な舞台装置があり、舞台さんも複数名いらっしゃって、高座返し(演目の間の舞台転換)も手伝ってくれて、前座さんは座布団とめくりだけ返せばいいという状況です。
また前座さんが出演者に出してくれるお茶も美味しい。もしかしたら少しいいのを使ってくれているのかもしれません。
ちなみに寄席としては唯一クレジットカード決済が出来ます(ウィキペディアより)
ですから落語とか寄席は伝統芸能だからかもしれませんが、キャッシュレスやデジタル、ネット関係は強くありませんね。
また売店も充実していて、一番売店スペースが広く、商品も充実してます。国立演芸場限定グッズや落語家の著書もたくさんありますので、いらっしゃった時は是非お立ち寄りください。
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