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噺の覚え方~金の助流~

こんにちは、いつも『新・金の助日記』を読んでくださって、ありがとうございます。
今回も投稿が遅れてしまいまして申し訳ありません。

実は昨日、某落語家でYouTubeをやっている方の撮影のお手伝いに行ってきました。
人の手伝いしてないで、自分のYouTubeの動画を作れよ』と思うことなかれ。そこはやっぱり我々、芸人!!付き合いってもんがありますからね。
前に一度YouTubeのドラマの撮影に参加したことがありましたが、本当に演技は難しいですね。
落語家ですから自分が喋るのはまだいいのですが、人が話をしている時にどうやって聞いていればいいのか分からないんです。一生懸命演技している人に話しかけられているのですが、私は手持無沙汰で挙動不審になっているんです。
あとで演技に詳しい人に話を聞いたら、やっぱり『人が喋っている時の対応・話の聞き方』が演技の大事な要素なんだそうです。ぼーっとしてる場合じゃありませんね。
皆さんも演技をする機会が来るかもしれませんから覚えておく事をお勧めします。

最近、春の訪れとともに少しづつ日常が戻ってきた感じがしますね。
ワクチンも日本に来たようですし、感染者数も減ってきています。もう少しの辛抱ですね。
緊急事態が終わったら、また連雀亭の勉強会を再開させようと思っています。
ちなみに今、覚えているネタは約35分と長丁場です。自分が真打になって、トリを取るときにやれるネタを、と思ってお稽古してます。今までに覚えたネタは長くても25分でした。この10分と言うのは大きいですね。
よくお客様からも『落語って全部覚えているの?』と聞かれることがありますが、全部覚えています。
という訳で今回は、私がどのようにして落語を覚えているか、今回はこれをご説明したいと思います。

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