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『思いはいのり、言葉はつばさ』愛しき文字の力✨

人は、人と出会い、別れていく。
体は離れ離れになっても言葉はその人の中に残る。

まはら三桃さん・アリス館より

女性が学ぶことはまだ冷ややかで嫁ぐことさえ命懸けの時代に実在した『女書(にゅうしゅ)』という秘密の文字の話。
彼女らが虐げられながらも懸命に生きてきたことが子供向けのような内容と非常に簡単な表現で描かれている。
そこがまず読了後にほぉとなる。
姪っ子に読ませたいね。

装丁が可愛いの

本の表紙裏に描かれてたその文字は繊細な刺繍模様のよう。
一つ一つの文字はタイトルの如く思いが祈られてるかのように感じ尊く思えた。
この時代のもつ『文字』を手に入れた力の大きさを想像する。

登場人物がみんないい感じだが、私はお父さんが大好きだ。

「必要な分以上のお金は、贅沢のために使うのではない。人の命を救うときに使うんだ」

と娘に教える。尊敬😭!

当たり前に私達は言葉を操り、読み、ときに書く。
残してくれた文字から歴史を知る。想いを知る。なんて凄いことだろうか。

最後に私は手紙というのは何故だか喋るのとは違って、どこかかしこまり、どこか恥ずかしく、どこかロマンティックになってしまうんだが、これも又マジック(笑)

閉店発表に多くの悲鳴が聞かれた『NENOi』さんが花文字を書く私におすすめしてくれた本だった。大好きな一冊をありがとうございました。
これからは同じ匂い(笑)のする『機械書房』さんにお世話になります。

春の次のおもちゃは誰だろう🤣
お気に入りのおもちゃが周りながら楽しんでいくんだろうね。
私は私の家系に姪甥がいないので寂しいとこがあるよ。
そこそこ長い歴史のある我が『竹政家』(うちは分家だが)は随分と細々となったよ。寺にある年表に書かれた私の名は既に嫁いでしまい子供もできなかった。まあ、仕方あるまい。

春が言う『言の葉』って素敵だな


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