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『バオバブのことば』と『星の王子さま』

私がバオバブの木を知ったのは
『星の王子さま』だった。
バオバブは芽が出るやグングン育ちアッと言う間に星を埋め尽くしてしまうから王子さまは毎日新しい芽をきちんと取り除くそんなエピソード。

きゃー大変!なバオバブ🤣

王子さまにとってバオバブの芽は悪で取り除くと安心した。
それは私達の心にある猜疑心や恐怖心の描写かと"不安の種"は小さいうちに取り除けばいい…
私はそう考えた。

そんなバオバブとの印象的な2度目の出会いが最近あった。

『バオバブのことば・本橋成一』
だ。

個性的なそれぞれのバオバブ達

こちらのバオバブは
『星の王子さま』とは真逆で4000年もの永いときを生き多くの人間と関わり合い守る木、"安心の種"だった。
その姿は実に様々な個性的な枝ぶり幹ぶりで同じものはひとつとしてなかった。
その写真の木々が「見守っているよ」「大丈夫だよ」「そばにいるよ」というような言葉を発してる気がして、私は木の肌に手のひらをあててみたいとモノクロのバオバブをなんども撫でた。

木陰で子供達を守るバオバブ

『星の王子さま』ではこの何千年も生きる強力強大な生命力を恐怖がはびこるそれとしたのではないか⁈何故バオバブなのか物理的大きさだけではなかったのか!!
さらにこの恐怖に対局する安心感さえも人には救いがあることを計算にいれてバオバブの木を選んだのだろうか⁈と1人でドキドキする。
そんなこんなでいまだに『星の王子さま』は私の心に何かと投げかけてくる一冊だ…と頭を振った。

今、本橋成一とロベール・ドアノーの『交差する物語』という展示がTOP museumで9月24日までやってる。

映画のワンシーンのようだ

よく行くポレポレ東中野のカフェで教えてもらった展示だった。

スコーンが私の一押しだよ
空いてればカウンターが特等席
きゃわいい!!

東京都写真美術館は各フロアごと別の展示をしているので、私が行った日は『田沼武能の人間讃歌』『覗き見る何が見える』も一緒に見れた。物凄くよかったので多くの人が訪れたらいいと思う。

入口までがまた素敵空間
様々な人々の営みがみられる
カメラ好きな人は大好きね
覗き見ることができる

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