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「湯呑 小梅沈金 溜内朱」(「扶揺~伝説の皇后」)

さて今日は、前回ご紹介しました湯呑の柄違いです。

こちらは、小梅の沈金彫りとなります。

艶がきれいな溜色の山中塗り湯呑に、輪島の作家さんによる沈金を施しました。

輪島と山中という、石川の工芸二大産地の魅力をお楽しみ下さい。

詳しくは、当店のホームページから、どうぞ。






さて、今度は、「扶揺~伝説の皇后」という中国時代劇を見ました。

2018年の作品で、主演は、ヤン・ミー、イーサン・ルァン。

これは、普通の時代劇ではなくて、ファンタジー時代劇というやつですね。

ストーリーは、こんな感じ。

五州を支配しようと、神の一人である帝非天が反乱を起こします。

その反乱は、蒼穹の力で鎮められたのですが、帝非天は、討たれる前に、自分の力の半分を自らの血で作った五色石に封じ込めておりました。

そして、この五色石を持った少女が現れ、彼女の封印が解けた時、帝非天が復活を遂げるという予言が成されます。

それから、千年後。

天権国の皇太子である、イーサン・ルァン演じる無極は、謀反を事前に防ぐために、身分を偽り、太淵国の皇太子に成りすましておりました。

そして、同時に、蒼穹の弟子でもある無極は、五色石の少女を見つけ次第、殺せと名じられておりました。

そんな時に出会ったのが、武術の玄元派で、下働きをしている、ヤン・ミー演じる扶揺(フーヤオ)。

気が強く、いつも自分に突っかかってくる扶揺に、いつしか心惹かれるようになっていく無極。

しかし、その扶揺こそが、五色石を持つ少女だと分かり・・・。

ややこしいですね。

分かりやすく欧米のカルチャーで言いますと、堕天使ルシファーを甦らせる少女を殺さないといけないのに、愛してしまい・・・というストーリーです。

しかし、この本筋は、終盤になって初めて生きてくる感じで、ストーリーは、大きく5つに分かれています。

第一部 太淵国編 

太淵国を乗っ取ろうとする国公の陰謀を無極と扶揺が、防ぎます。

第二部 天権国前編

五州を統べる天権国ですが、ここにも様々な陰謀がうずまき・・・。

第三部 天煞国編

旅の途中で友となった戦北野の王位奪還を、無極と扶揺が助けます。

第四部 璇璣国編

扶揺の出生の秘密が明らかに。

第五部 天権国後編と蒼穹の戦い

無極が天権国の皇帝となったものの、扶揺の最後の封印が解けてしまい・・・。

とにかく、このドラマ、映像が美しいです。全66話、最初から最後まで、映画を見ているかのよう。

そして、武闘、戦闘シーンも、ワイヤーアクション盛りだくさんで、本当にこれはテレビシリーズなのか?というくらいに派手です。

時代劇は、歴史に忠実だから面白いのであって、完全創作のファンタジー時代劇なんて馬鹿らしい!

と思っていたんですけど、間違いでした。

架空の時代、架空の国が舞台で、物凄い技とか術を使う奴らがぞろぞろ出て来る、もう何でもありの話なわけですが、それでも時代劇の形にまとまっていますので、独特の雰囲気が生まれています。

俳優も良かったですよ。イーサン・ルァンというと、「ハートに命中100%」くらいしか知りませんので、ちょっと抜けた感じの人というイメージでした。

でも、今作では、飄々としながらも実は切れ者というキャラクターをきっちりと演じておりました。

そして、ヤン・ミーは、やっぱり美人!

未見の方、特にアクションがお好きな方は、ぜひ、どうぞ。


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