あなたのその声はちゃんと選手に届きます
Jリーグで声出し応援が段階的に始まり、少しずつですが本来のスタジアムの姿に戻りつつあるなぁと感じています。
このまま順調にいけば、WEリーグでもサポーターの声援が聞けることになるのかなと思うと、本当にワクワクします。
というか、泣いちゃうかも。
チャント
サッカーの試合で、サポーターの方々がチームや選手個人を後押しする為に歌う応援歌をチャントと言います。(コールとチャントの違いがハッキリ分からないので、今回はチャントという言葉だけ使います。)
チームによっていろいろあるし、選手によっても違います。
スタジアムで聞くと、サポーターの方々と一緒に戦ってるっていうのが感じられて、すごくパワーが湧いてきます。
個人的に好きなチャントがあって、もう引退しちゃった選手のチャントなんですけど、なんかそういうのもずっと覚えてるというか記憶に残ってるってすごいことだなと。
(じゅーり、じゅーり、さかもとーじゅり！ってやつです。)
ガンダム
ガンダムと聞いて、きっと何年も応援してくださってる方はすぐ分かると思いますが、私のチャントが機動戦士ガンダムの主題歌なんです。
燃え上がれ〜
燃え上がれ〜
燃え上がれ〜
みなみ〜(ガンダム〜)
ってな感じで。照
誰が選曲してくださったのか分からないんですけど、初めて聞いたときは「渋っ！」って思いました。
ちょっぴり恥ずかしい気持ちはあったけれど、今は歌ってもらっている時間はサッカーをしていて最高の瞬間の一つです。
命削ってプレーしてるとたまに言われますが、まさに自分自身のプレースタイルに合っているなぁと。
素敵なチャントをありがとうございます。幸せ者です。
知らない選手がいる
上のリーグでプレーするときに、ファンやサポーターがいて、応援してもらえるって選手からするとひとつ夢が叶う瞬間というか、社会人やプロになったんだと実感する瞬間だと思うんです。
声出し応援は、Jリーグでは839日ぶりだったそうで、この約2年間でデビューした選手は、自分のチャント以前にチームの応援歌やファンやサポーターの声すら聞いたことがないです。
これって、ものすごく寂しいことだと思います。
スタジアムを埋め尽くす歓声とか、時には落胆の声とか、そういうものを含めてサッカーだなと。
試合って、応援してくださる方々と一緒に創り上げるものだと思うんです。
まだまだWEリーグは観客動員数が少ないですが(私の所属するチームは1番少なかったんですけどね)、でもきっとスタジアムの盛り上がりや非日常感、応援するチームがまだ決まっていなくとも思わず声が出ちゃうような、そんなワクワクする場所なら来たいと思っていただけるのではないかなと。
あなたのその声はちゃんと選手に届きます
チャント(応援歌)は、サッカーの試合になくてはならないものだし、サッカーの一部だと思います。
だって、試合を動かすことがあるから。
あなたのその声が選手に届いて、もう一踏ん張りしなくちゃいけないとき、あと数センチ足を伸ばさないといけないとき、確実に選手の力になっています。
1人1人の声が選手をチームを試合を動かしているんです。
リモート観戦のときも、声出し応援ができないときも、いつも応援してくれて、見守ってくれてありがとうございます。
ちゃんと気持ちは届いています。
だからこそ、次のシーズンでは喜び合える瞬間をたくさん作りたい！
サポーターの方々の声が聞こえれば、何度だって私は燃え上がります。笑
リーグ戦が開幕するのはもう少し先の話ですが、スタジアムで応援してくださる方々の声が聞けるのを楽しみにしています。
たぶん、泣いちゃうな。笑
石田みなみ
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