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これから求められる力を考えてみた

こんばんは!教育企業にいると、子どもたち(主に小学生)に「なぜ勉強をするのか」を話をする機会があります。なので、自分が今考えていることを述べたいと思います。

■夢・目標はなんですか?どんな自分になりたいですか?

こう聞くと、子どもたちは「お医者さん!」「サッカー選手!」「お花屋さん!」「ピアノ奏者!」「(最近では)ユーチューバー!」と答える。全て職業だ。そう、”今、身近にある”職業だ。人間は基本的に知っていることの中からでしか選択をしないもので、仕方ないと思う。だが、しかし。未来を生きる子どもたちの夢・目標はこんなもんでいいのか?「今はないけど、生み出せる仕事」があるのでは、と思った。

■もし自分が経営者だったら、これからの時代、どんな社員を求めるか?

A:時間通りに出社して、パソコンとにらめっこ。定時で帰る
B:出社するやいなや、人と話したり本を読んだりしながら、アイデアを生み出す

これからの時代は、Bだろう。いや、間違えなくBだ。

Aは、「工場型モデル」で、作った分だけ売れた時代・商品である。だから、できるだけ工場を稼働させ、1時間で100台作れる能力があるなら、その能力で24時間体制で作りまくる。作った分だけ売れる。売上が上がる。こんな具合。

しかし、これからの時代は、「世の中を変えるほどの」イノベーションやアイデアを生み出すことが求められる。

■イノベーションやアイデアを生み出すためには?

「何をしたいか?」は突然降りてくるのではなく、自分がみたり聞いたりしたものの中から生まれることが多い。つまり「世の中を知ることの努力」を続けることが大事になる。出口先生のいう「人」「本」「旅」だ。全ては出会いによって人生が決まると言ってもいい。

世の中を知り、何かに疑問や問題を感じたら、それを解決するための「考える力」が大事だ。問いを立てる、分解する、比べる、という思考で本質的な原因を突き止める力。想像力、仮説思考力など。

つまり、「人」「本」「旅」で世の中を知り続ける努力をし、自分が解決したいと思える問題に対して、徹底的に考えること。これがイノベーションとアイデアを生み出す。

■で、子どもたちはどんな力をどう身につけるか?

読解力、人の話を理解する力、自分の考えをまとめる力、想像する力、英語力(海外の本を読んだり、話したりするため)、分解する力、比較する力、など。

これって、結局、「基礎学力」。しかも高度な基礎学力。

「何のために何を勉強したいか?」はこの高度な基礎学力をある程度(高校卒業レベル)を身につけた先にあるのでは、と感じた。だから、幼い頃から基礎学力を高め、いろんな本や人との出会いから、世の中のことを考え、自分なりの問題意識を持てるか。その先に勉強したいことが見つかる。なりたい自分を見つけられる。


といったことを、明日小学生に話します(笑)

これは大人でもできているのか?いや、まずは自分がやってみることだ。