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その引力、GUCCI②~購入と考察編~

それはチェンソーマンのアニメが始まった頃のことだった。

私は先日訪れたGUCCIへ再び向かった。
(チェンソーマン関係ない)
買うかどうかは、その場の自分の気持ちに任せるつもりだった。

結論から言うと、買った。(ネタバレ)

その日にまず改めて確認したかったのは大きさと色。

・大きさ……ホースビット トップハンドルのミニかスモールかで迷っていた
・色……前回見せてもらった色以外で明るい色があったら見せてもらうつもりだった

まずは大きさ。
ミニよりスモールの方がひとまわり大きい。
荷物がたくさん入るのは当然スモールの方だが、肩に掛けたときの大きさのバランスがミニの方が良かった。→ミニに決定。荷物の方を合わせるつもり。

次に色。ミニサイズで、前回見せていただいたもの以外の明るい色を……とお願いすると、店員さんはオールレザーのベージュのものを持ってきてくれた。二色。

二色
ベージュが二色ある。


そのうちの一色を見て、私の心はほぼ決まってしまったのです。
あ、これです。わたしこれ。(心の中)

そのベージュは日本限定のカラーらしく、もうひとつのベージュよりも黄みを抑えたグレージュ寄りの色(オートミールという色名らしい)で、GUCCIのサイトで見て気になってはいたんです。
でもこの色に関してはサイト上で店舗在庫のデータが見られなかったので、もう店頭にはないのかと思っていた……。

ちなみに前回見せてもらっていちばん気になったのはこちら。ベージュ&ホワイトキャンバス。

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※画像はGUCCI公式サイトよりお借りしました

一応お値段を確認すると、今回新たに出してもらったレザーのベージュの方が3万ほど上。
あたい知ってるよ、差額の3万あったら、普通にまともで安っぽくもないバッグがひとつ買える……。

でも今はひとまず値段のことは置いておく。
お金のことを無視はできないけど、今はバッグと向き合おう。

さて、キャンバスの方がカジュアル感があり、気負わず持てそうではある。
レザーのベージュは端正な雰囲気。全体がレザーだから、傷が付かないように気を使うかな……。

私はそれぞれのバッグを持った全身写真を撮らせてもらい、その場で見比べた。
そうしたら、一目瞭然だったのです。
レザーのベージュを持った自分の方が理想の姿でした。

あと、店員さんが「……お客さま、カジュアルですか……?(疑問)」と私の雰囲気や服装を見た上でやんわり仰ってくれたことも背中を押した。
はい、私の辞書にカジュアルの文字はあんまりありませんでした。

というわけで晴れて購入しました。

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ボックスもショッパーも美しくてよい

ようこそホースビット1955。
可愛い……。嬉しい……。
端正な佇まいで、存在感あるのに押し付けがましくない。品と鷹揚さも感じる。
部屋に置いていると、なんだかそこに猫でも居てくれてるかのような愛しさと切なさと心強さがあります。

以下、振り返り(反省)と考察。


その① 大きな買いものは自問自答ファッション教室に行ってからの方が良かったんじゃないか。
……
この点については、何も言えないというか、価格改訂に背中を押された面もあるし、時期尚早だった感は否めません。
コンセプト決まってないし。
でも私はバッグに関してはそんなに大きく外さないんじゃないかなという謎の自信がありました。(なんで?)


その② なぜいきなりバッグなのか。そしてなぜブランドバッグなのか。
……
これは購入後にしみじみと分かったのですが、私は私の看板が欲しかった。これに尽きます。
そしてせっかく看板を立てるなら、文句無しに上等なものを! と思い、その部分の安心感をブランドに頼ったのです。

思い返せば私は服や靴やアクセサリーに比べてバッグへの興味が薄かった。
そこで思い出すのは自問自答ファッションにおける名言『靴は自己評価、バッグは自己紹介(他者評価)』

自己開示の苦手な私がバッグにあまり執着がないのってつまり……、そういうことなのでは??
私には、「私はこうです」と外に向けて説明する気持ちがあんまりなかったということです。鳥肌! 自問自答こわい!
(これ、外に向けて説明する気がないだけで、自分では自分の内面のことわりと分かってるのです。だからこそ自分の『好き』という感覚頼みでバッグを選んでもそうそう失敗しないだろうと踏んでた)

そない言うて、おまえただ単に新しいカバンが欲しかっただけちゃうんか? と謎の関西人に突っ込まれたら否定はできません。
どちらにせよ今とても満足しているのでオッケーです。

その③ もう少し他のブランドも見た方が良かったのでは?
……これもその方が良いと言えばそりゃあ良い。試着100回にあまりにも程遠い。
GUCCIの他に気になっていたバッグはマルジェラとセリーヌにあった。結局、実物を見に行きませんでした。
壮大な『バッグ探しの旅』をするはずだったのに隣町くらいですぐに終了した感じ。
でもホースビットのあのベージュを見た瞬間にこれだ! ってなったので後悔はない。
そして他のブランドは、今後の楽しみだと思っている自分もいる。

というか、いま私の目の前にバッグ界への入口が開いているんです……。恐ろしいです……。その入口、GUCCI買って、気付いたら開いてたんです……。


購入を決めるとき、『この綺麗なバッグを自分が手に入れてはいけない理由なんてないんだな』という気持ちがあった。
そしてホースビットのローファーも、いずれ試着して足に合えば買いたいなと自然と思っている。当分は買えないけど。


チェンソーマン。(格好良いオープニング)
今回の購入記、なんとなくチェンソーマンと共に記憶に残る気がしている。

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