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〇〇×サッカー

サッカーがまちの未来をつくり、まちを幸せにするワークショップ
〈妄想ワークショップ・レシピ#1〉

サッカークラブは、サポーターに支えられている。
サッカー好きな人だけでなく、「普通の人」も応援するクラブになることが発展につながる。

まちの課題をサッカークラブが解決し、まちを元気にすることができれば、おじいちゃんもおばあちゃんも、サラリーマンも、高校生も、誰もがクラブを応援するようになる。それがまちとクラブのベストな関係。

このワークショップは、そんな未来の実現に向けた第一歩として、子育て・福祉・防災などのサッカーとはあまり関係のなさそうな「まちの課題」と「サッカー」をかけ算して、サッカーでまちを元気にするプロジェクトを生み出そう! という企画です。

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【レシピ】

時間は2時間半。人数は1グループ6〜7名がオススメです。

1)「〇〇×サッカー」の狙いを説明

[オリエンテーション 30分]
ワークショップの狙いや進め方を説明します。
また「〇〇×サッカー」の自由な発想を手助けするために、面白い取り組みの紹介など、インスピレーショントークを聞きます。

2)子育て・福祉・防災などのテーマに分かれて、
 「実現したいこと」「困っていること」を出し合う

[グループワーク1 40分]
子育て・福祉・防災などのテーマごとのグループに分かれます。
自己紹介をした後、グループのテーマについて、実現したいこと、困っていることを出し合って、整理します。例えば、防災グループなら「袋小路が多くて避難路がわかりにくい」などを出していきます。

ここでは「サッカー」のことは全く考えずに、テーマに集中して考えることがポイントです。

意見が整理されたら、特に大切で取り組みたいと思うことをシール投票で絞り込みます。シールの枚数は、一人3枚程度を目安にします。数が多いものや、数は少なくてもこだわりがあるものなど、多数決ではなく、シールの分布をみながら、みんなで相談してプロジェクトを考えたいお題を選びます。
お題の数は時間次第ですが、1〜2程度を目安とします。

3)サッカーのリソースを活かした
 実現プロジェクトを考える

[グループワーク2 50分]
シール投票で選んだお題とサッカーを掛け合わせたプロジェクトを考えます。
考えるにあたっては、サッカークラブが持つ、リソースを活用します(事前にサッカークラブと活用できるリソースを整理しておきます)。
ワークシートを用いて、目的・活用するリソース・取り組み内容・プロジェクト名などをまとめていきます。
例えば、「袋小路が多くて避難路がわかりにくい」に対しては、「袋小路にサッカークラブが廃棄予定の人工芝を敷き詰めて、この先は袋小路だよとわかるようにするとともに、遊び場としても活用できるようにする」などのプロジェクトを考えます。

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4)プロジェクトの発表

[発表・まとめ 30分]
各グループが考えたプロジェクトを発表します。
発表が終わったら、応援したい、参加したいというプロジェクトに参加者全員で改めてシール投票します。これにより実現に向けて多くの人のサポートが期待できる企画を見える化します。
全体の振り返りをするとともに、サッカークラブの関係者から感想などをいただけると良いと思います。

【ポイントの振り返り】

思い切ってサッカーと全く関係のなさそうなテーマを選んだ方がかけ算で新しい発見があると思います。ワークでプロジェクトを考えるは難しくなりますが、チャレンジを楽しむワークができると面白いと思います。

妄想ワークショップ・レシピについて
未来をつくるのは妄想力。そして、ワークショップは「妄想作成装置」。
「妄想ワークショップ・レシピ」では、ふと思いついたけど実現には至っていないもの、まだ思いつきに過ぎない柔らかい状態のものを、楽しく妄想し、紹介していきます。

Copyright(C) Ishi Planning & Design Co.


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