くものまち
粘土で未来のまちをつくるワークショップ
〈妄想ワークショップ・レシピ#2〉
未来の暮らしを想像して、粘土で未来のまちをつくるワークショップです。
粘土をつかって「雲になった未来のまち」をつくってみよう!という論理的に説明できない内容なのですが(笑)、とにかく楽しいレシピです。
こども向けに考えましたが、きっと大人も楽しめます!
【レシピ】
時間は、1時間半〜2時間程度。人数は、親子5〜10組(こどもだけでも可)を想定しています。
1)「くもまちの物語」を聞く
[物語の朗読 10分]
現実的な発想から一度離れて、みんなで想像の世界に入り込むために、紙芝居の物語の朗読を聞きます。
・みんなが大きくなる頃、このまちは、空に浮かび、雲でできたまち「くもまち」になっていました
・個性的で楽しい住民がなかよく暮らしています
・どんなひとが住んでいるかな?
・未来のみんなが住んでいるかも!?
・想像しながらつくってみよう!
2)未来の住民を想像する
[アバターづくり(個人ワーク) 15分]
未来のまちに住んでいる人はどんな人?
自分らしく楽しく暮らしている未来の住民を想像してA4〜A5ぐらいのカードに描いてみよう。
“くもまち○番地の住民〇〇さん”
・どんなイメージの人?(ex やさしい/ゆったり/ゆかい…など)
・なん歳ぐらい?
・好きなものは?(趣味とか)
・家族や友だち、ご近所さんは?
・そのほか、なんでも
・イラストも描いてみよう
3)粘土で、未来の「くもまち○番地」をつくる
[粘土の制作(グループワーク) 50分]
アバター〇〇さんが暮らす、”くもまち○番地”を粘土でつくります。
グループでつくる場合は、はじめにお互いに描いたアバターを紹介し合います(親子3組以内のグループでつくる。1組でつくってもOK)。
未来の住民の暮らしを想像し、白い粘土や四角や丸の素材を使って、自由にまちをつくります。
4)組み合わせて、「くもまち」の完成
[発表・展示 15分]
できあがったまち「〇〇さんが住む、くもまち○番地」を発表して、ひとつの大きなまちになるように合体させます。
完成した「くもまち」は展示して、見学された方に「このまちの未来まで、ずっと好きなところ」をカードに書いて、粘土の「くもまち」に添えてもらったりしよう。
□道具・材料
・白い粘土
・白/水色/グレーの素材(白い粘土と相性の良い2〜3色)
・まちの土台(最後に組み合わせて1つのまちにする)
・「くもまちの物語」の紙芝居
・くもまち住民カード
【ポイントの振り返り】
自由にまちをつくりますが、出来上がりの一体感を出すために「色」を統一します。白い粘土を基調として、水色やグレーの素材を組み合わせます。これをルールというとつまらないので、はじめに「物語」として伝えます。
また、カタチをつくるのではなく「未来のまちで楽しく暮らしている人」を想像してつくるために、アバターを考えます。楽しく暮らすひとがいるまち、楽しい暮らしができるまちってどんなだろうと想像して粘土をこねます。
妄想ワークショップ・レシピについて
未来をつくるのは妄想力。そして、ワークショップは「妄想作成装置」。
「妄想ワークショップ・レシピ」では、ふと思いついたけど実現には至っていないもの、まだ思いつきに過ぎない柔らかい状態のものを、楽しく妄想し、紹介していきます。
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