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エレベーター・ワークショップ

26秒で完結するワークショップ〈妄想ワークショップ・レシピ#15〉

オフィスビルに勤めている方は、同じビルの他の階に「この会社ってどんな仕事やってるんだろ〜」とか、「面白そうな会社があるな〜」とか、「何か一緒にやってみたいな〜」とか思ったことは、ありませんか?
交流までいかずとも、階を超えて、ちょっとしたコミュニケーションが図れると、エレベーターで乗り合わせた時に、いい感じに会釈できるぐらいの関係になれるかもしれません。

そんな他の階の方とご一緒する場であるエレベーターを使った「エレベーター・ピッチ」ならぬ「エレベーター・ワークショップ」を考えてみました。

【レシピ】

弊社はビルの7階にあるのですが、先ほど測ったら、1階から7階まではエレベーターで、たった26秒で着いてしまいました。
したがって、今回は26秒で終わるワークショップを妄想します(>_<)/

1)準備作業として吹き出しカードを書く

26秒では流石に厳しく、さっそく前言撤回で、少し準備作業をします。
画像のような「吹き出しカード」を各階に配り、例えば「最近あったちょっとイイこと」というお題を設定して、エピソードを書いてもらいます。
この吹き出しカードは裏面がシールになっていて、貼り付けることができます。

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2)書いたカードをエレベーター内のポスターに貼る

カードを書いてくれた人の26秒でのワークは、貼るだけです。
エレベーターには階ごとにカードを貼れるポスターを準備しておきます。
事前にカードを書いてくれた人は、このポスターに記入済みのカードを貼り付けます。
エレベーターには、最近あったちょっとイイことが集まります。

3)エレベーターに乗った人は「いいねシール」を貼る

カードを書くことに参加しなかった人の26秒の使い方は、いいねシールを貼ることです。
ポスターの脇に、いいねシールを準備しておき、エレベーターに乗った人は、「このエピソードいいなぁ」「面白いなぁ、うらやましいなぁ」と思うところにいいねシールを貼ります。

短い時間で、カードを読んでシールを貼るだけのワークショップですが、「3階の人は最近茶柱立ったんだあ」「5階は筋トレ器具導入!!」「7階の会社は仕事中のビール解禁!?」という感じで、他の階の会社をちょっと身近に感じてもらえたなら成功です。

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4)インセンティブを用意しておく

とはいえ、わざわざカードを書くのってめんどくさいですよね。わずらわしさの方が大きいかもしれません。
そのため、参加を促すインセンティブも用意しておきたいです。
例えば、いいねシールが一番集まった階には賞品を出したいです。

【ポイント振り返り】

エレベーターでする会話って「何階ですか?」ってボタンを押すときの気遣いぐらいで、そこから会話が続くことってまず無いですが、このワークショップを通じて、「7階お願いします」「7階って、仕事中のビール解禁なんすか?」って会話が続くきっかけになればいいなと思います。

ビルのオーナーさんにとっても、オフィスワーカーの日常にちょっとした楽しい会話が生まれることはオフィスの価値を高めることにつながるんじゃないかなと思います。そしたらインセンティブ(=賞品)提供してくれないかな!?(笑)

妄想ワークショップ・レシピについて
未来をつくるのは妄想力。そして、ワークショップは「妄想作成装置」。
「妄想ワークショップ・レシピ」では、ふと思いついたけど実現には至っていないもの、まだ思いつきに過ぎない柔らかい状態のものを、楽しく妄想し、紹介していきます。

Copyright(C) Ishi Planning & Design Co.


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