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行政も企業もまちの人も!みんなで描く未来志向の「かわまちづくり」[SIWR#23]

「インターン・ワークショップ・レポート」は、大学生によるワークショップ現場の率直レポートです。2018年から冊子として発行してきたものをnoteでは新旧織り交ぜて紹介していきます。
note版#23は、溝口さんによる『聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり 現場確認&意見交換会(2021 年6月18 日)』のレポートをお届けします。

「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」始動!

 映画「耳をすませば」のモデル地とされる聖蹟桜ヶ丘駅エリア。映画の面影を感じさせる駅前からたった5分ほどの距離に、多摩川が流れています。このエリアでは、現在、駅北口から多摩川にかけて、新しいマンションや商業施設、河原の公園の整備など河川空間のまちづくりを一体的に進めるプロジェクト「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」が進められています。多摩市役所職員や関係企業社員、地域のキーパーソンが会し、今後の方向性やアイデアを話し合いました。

現場確認 - 日差しのもとでかわまちを想像-

 まちづくりは現場を知るところから。総勢40 人ほどの参加者を5 つのグループに分け、「かわまちづくり」の舞台となる多摩川周辺を視察しました。多摩市職員の説明に熱心に耳を傾け、河原の現状と計画の全容を確認します。暑い日差しのもとで汗を拭いながら、これから公園に整備される河原の未来を想像しました。時折、多摩川に架かる橋の上を京王の電車が駆けて行きます。どこかふるさとを感じさせる温かい景色でした。

意見交換 - 未来志向のアイデアたち-

参加者たちは、駅前のアウラホールに舞台を移し、「かわまちづくり」の今後について意見を交わしました。現場確認をしたグループごとに、「かわまちづくり」に期待することや、今後の進め方のアイデアを共有します。 意見を発信するのは地域のキーパーソンだけではありません。聖蹟桜ヶ丘に関わるまちの一員として、多摩市職員や関係企業社員も市民と同じ立場で参加しました。新しいマンションの建設や河原の自然に手を加えることに抵抗がある市民がいるのは、当然のことです。けれど、様々な懸念を踏まえた上で、聖蹟桜ヶ丘に長く暮らすひと、新たに引っ越してくるひと、仕事や買い物で訪れるひと、将来の子どもたちのことを想い、未来志向の議論が行われました。「子どもたちが制限されずに遊べる」「皆が思いおもいに過ごせる」空間にしたいという声が多く聞かれました。

みんなで進める かわまちづくり

 参加者の議論を聞いた私の率直な印象は、参加者みながかわまちづくりに前向きであること。子どもから大人まで、既存住民から移住者まで、あらゆるひとが快適に過ごせるかわまち空間の整備のために、まちのメンバーの想いを共有することができたようです。
   行政も、企業も、もちろん住民も、みな聖蹟桜ヶ丘の一員。まちづくりをするときに、まちのメンバーみなが同じ立場で、同じ目線で議論を重ねることの大切さを感じるワークショップになったようです。
   電車が多摩川の上を走る光景が素敵な聖蹟桜ヶ丘エリア。「かわまちづくり」により、まちの人の笑顔が溢れる憩いの空間ができる様子が目に浮かびました。メンバーみなで進める今後のまちづくりに期待が高まります。

○インターンレポーター:早稲田大学 人間科学部 人間環境科学科 3年 溝口 開人(開催当時)
○ワークショップ名:聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり 現場確認&意見交換会
○開催日時:2021年6月18日
○実施場所:一ノ宮公園 / アウラホール
○参加者:多摩市 、地域のキーパーソン
○テキスト校正・添削:鈴木徳子(Writer/Editor)

インターン・ワークショップ・レポート
「インターン・ワークショップ・レポート」は、石デ(石塚計画デザイン事務所)のまちづくりワークショップの現場を体験した大学生の率直レポートです。
現場の様子が丁寧に綴られているだけでなく、ほっこりする感想や、意外な視点もあり、プロのファシリテーターも当日を振り返って刺激を受ける内容が詰まっています。
2018年から冊子として発行しているものをnoteでも新旧織り交ぜて掲載していきます。

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