(26)血を見た
こんばんは あかつきです。矯正日記第26話。
とうとう! ワイヤーを取り外す日が来た!!
2019年2月8日取りつけ、2021年12月19日取り外し。約1年10か月。その苦しみにさよなら!
さあさあ、どんな解放感を味わえるのかしらとワクワク。
いきなり、先生の第一声「さ、今日、はずれる、かもしれないですね」
ん??
横たわる私、まな板の鯉の私。「かも?」
「そう、まだわかりません」スマイル先生。
「ふふ・・・」
うーん、おもわせぶり。心揺らしてくるわ。
でも数秒後、「はい、外しましょ!」
ですよねーーー!!!
この時が一番わくわくしていたのかもな。
ワイヤー外す作業って、案外大工事。
ワイヤーをカットするとき、おそらくペンチみたいなものでバチンバチン、なかなかの激痛。それに耐えたと思ったら歯の表面にはりついたセメントを削る作業に入り、神経を逆なでするあのキーン音に苦しむ。いやいや、いつか終わる、終わったら幸せが待っている。そのとき頭の中で思い描いていたのは「私の好きなフルーツは・・・」と、阿佐ヶ谷姉妹のネタでもある好きなフルーツベスト3を思い浮かべ、甘いフレーバーを脳内に満たし、その甘さで音をかき消そうとしていました。
途中、歯科衛生士さんに交代。まだまだ道路工事は続く。
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
ただ、耐えて耐えて、ようやく終了。おう、リテーナーに近づいたな・・・
そして、つめたいぐにゃぐにゃしたやつで歯型を取り終わり、しかし、ここからがな。
写真撮影。辱め。辱めの極み。この秘密道具で両端唇を左右に引っ張られ、とんでもない辱めポージングを強いられ、
はーい、そのままね、動かないでね、パシャ。
とても卑猥な写真を撮られている気持ちになった。
なんとか・・・終了。
最後、鏡を見せられた。
あれ????
あれ????
あれーーーーーーーーーーー????
何これ。この前歯。
八重歯がツートーンカラーになっとるやん。
歯はそろっているけどすんごいみっともないやん!!!!!(写真撮っておけばよかった・・・)
歯科衛生士によれば、「歯医者さんで保険で治せますよ」とのことで、ん?
直していいのかな、マウスピースはまんなくなるじゃん。という疑問をそのままぶつけると
「次の来院の前日にその治療をしてください」だって。
ほんんとに? その回答合ってる??
受付でリテーナー完成まで待つ間、鏡で改めてそのツートーンカラー八重歯をまじまじと見る。
あれ?これ、これってさ、2回前の時に理事長が「この歯の形がさ、許せないんだよね」って言ってチャチャチャと直した、そこだよ!
なぜ、それを他の歯医者さんで直してきてねなの????
歯科衛生士はそれを知らぬまま、保険のきく歯医者で直してね、って言ったんだろうなあ。
…おかしくね??????
で、私、待つので理事長にこれを見てもらいたいとお願いしたら
すーぐ直してくれた。一瞬でツートンカラーがワントーンカラーに変身。
あのね、やっぱね、こういう時、めんどくさい人だなと思われることを恐れてはいけない。疑問は疑問として訴える。まずは行動に出す。
これが正しいと思ったよ。すぐ直ったんだもん。結局他の歯医者に行かなくてもよかったんだもん。
誰だって間違いはある。歯医者だって間違える。間違いを指摘して、修正するのだ。みんなが正しく働くと思っているからクレームが発生するのであり、みんな間違うんだよね、っていう前提ならば、その都度、おかしいなと思ったらその場で修正を重ねていけばよいのであって、クレームにはならないのだ。
型の取り直しもあるし、時間はかかったけども。そんなのね、どうでもよいわ、ちゃんと気持ちを伝えた自分の行動を褒めてあげよう、そんな気持ちでいた。
歯医者の終了時刻は18時。刻一刻と閉店時間が迫る。なのに! 完成したマウスピースがきつすぎて取り外しができない。
最初は私が不器用なのかな、ごめんなさいね、みんな、帰りたいよね、と思っていたんだけど、結局歯科衛生士さんがやってみても外れないぐらい固い。
その取り外しだの、マウスピースのカットなど何度も何度も繰り返しているうちに流血。
マウスピースを血で汚しながら、指を口の奥につっこみ、唾液だらだらさせる化け物状態。
結局、もー一回作り直し!
そんなこんなで、げっそり疲れて終了。
ワイヤー外れて心晴れて帰途につく、という想像をしていたのに全然違った。
明日からが不安で不安で
口ももさもさするし
さしすせそがすんごい言いづらいし。
マウスピースの厚みのせいだろうかで前歯くっつかないし。
これで合ってんの? という不安のまま
M1を見て・・・笑って泣いて寝ました。
さーて次回の 今日よりも明日は
ついに、夜に駆け抜けたのか、どうかを報告。
? の方は遡って読んでね (^○^)
ばいなら。
続きはこちらよ。↓
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