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(19)ゴム人間

あけましておめでとうございます。
あかつき、矯正日記第19話であります。

そうよね、何にせよ年は越せました。
おめでたいですね、と言えてる事はおめでたい。

さて。
ゴムが口を緊縛するのであります。
12月末のメンテナンスより新たな試練。

このように、ゴムかけが二箇所増えました。


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ネズ子の気持ちが少しわかりるような気がします。

この、今回加わった2と3の三角形のゴムの用途は噛む力を強めるためとのことであります。

これは先生の判断なのでありますが、これからの治療のスケジュールを全く説明されないため、私の歯列移動において、何が起こっているのかわからなくて非常に不安。

もしや先生が予測したようにいっていないのではないか、と疑念が湧きはじめております。

そして心なしか頭痛。

さて・・・

このゴムに緊縛されていることをすっかり忘れたまま、大切な年始の挨拶をしてしまいました。失態です。

元旦、お付き合いしている彼氏の両親との初顔合わせでした。

全てが、堅苦しい。

いえ、違うの。誤解を生むような言い方をして申し訳ありません。

堅苦しいのは私の動き。ご両親は終始柔らかい物腰、温かいご対応をいただき、感謝感謝なのでありますが、この、私の動きが不自然でガチガチ。

マスクを外してお茶をいただくも、
ゴムの間のお口のど真ん中にめがけてお菓子をうまく放り込まなくていけないという試練を伴うため緊迫感は増すのであります。

栗をつまようじで刺し、正しいところに恐る恐る挿入するゲーム? すこしでもずれるとゴムが栗をはじくのでありますからそれは大変です。真正面からつまようじをまっすぐ自分の口に向ける所作はどう見ても変人だったでありましょう。

思ったように口が動かない、笑いたくても笑えない、緊張の30分でありました。

正直なところここ3ヶ月は歯の動きも悪く、停滞どころか逆走状態。
歯の隙間は広がるし、顎は伸びるし、ブラックトライアングル酷いし、良いことがございません。

堂々と顔をお口を開けて笑えない、引け目みたいな気持ちが私を萎縮させているのですな。

ほんとにあと半年で終わるのでしょうかねー、先生。。

新型コロナの終息と一緒にこの矯正治療も終わりを告げてほしいと願うばかりです。

次回はこちら 歯にものが挟まったときの奮闘を描いております。


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