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タイBLドラマ「MY STAND-IN」(ตัวนาย ตัวแทน)

主演:Up プーンパット・イアン=サマン、Poom Phuripan Sapsangsawat、Mek ジラキット・ターワンウォン
2024年 全12話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=主にiQIY公式サイトより)

これは一気見した方が良かったタイプのドラマ。
話題になっていたので、ふと見始めて見たら、おお!『ラブリーライター』のUpが主演❣️これは見なきゃ!
しかし、またまたガーン(T-T)、まだ5話までしか出ていなかった。これも1週間に1話配信だったので、9話まではリアタイで観ていたものの、ちょっと中断して、やっと残りの3話を観て完走。

代役と、代役に恋する二人の物語

有名な若手俳優トン(Mek演)スタントマンを務めるジョー(Poom演)は、楽屋で突然誰かにうしろから抱きつかれる。抱きついてきたのはトンの義理の弟ミン(Up演)。ジョーは一目惚れし、ミンもまんざらでもなく深い仲になるが、実はミンはジョーの後ろ姿がトンと似ていたから惹かれただけだった。

ジョーはスタントマンをしていない時も、ミンにトンの代役として見られていたことを知りショックを受ける。そんな時、お金のために引き受けた外国映画の撮影現場で、ジョーは事故に遭って命を落としてしまう。

しかし、奇跡的にジョーは、これまたジョーという別人の体の中で目を覚ます。そしてミンと再会するのだが。。。

代役、代役の代役?え、誰の代役だ?

中国の『职业替身』という、おそらくBL小説(よく調べてない)のタイ実写版。「代役」をテーマとしており、なかなか凝ったストーリーであった。
「スタンドイン」というのは、映画などの撮影で、照明の位置などを調整するために、俳優の代わりに現場で立ったりする役らしいが、本作でのジョーはスタンドインというより、トンの「スタントマン」および「ボディダブル」という役割。替え玉や代役の方が正しい意味合いだろう。

リゾートグループを持つ大金持ち一家の息子ミン。俺様系で『ラブリーライター』とは全然違うタイプの役。

本当はトンが好きなのだが、彼が姉を選び結婚したため、身を引いたミンであったが、まさに恋愛対象としてトンの代役にジョーを立てる。

ここまではいいのだが、ジョーが死に、別のジョーの中で生まれ変わると、なんともちょっとややこしい状態になってくる。

スタントマンのジョー。どんなスタントでもこなせるように、日々トレーニングを怠らない。


人気俳優のトン、結構めんどくさがり屋で、アクションなどのシーンをジョーに全部やらせる。

メインキャストではないため、オフィシャルスティルが見つからなかったのだが、ジョー(以下「オリジナルジョー」)と同じ頃死んだ別のジョー(以下「アナザージョー」)がこちらの俳優。

同じ解像度の写真が見つからなかったが、これはアナザージョー。

アナザージョーは生前はモデルだったらしいが、彼の体に入って生まれ変わったオリジナルジョーは、またスタントマンの仕事を始める。
ここからがややこしい。
アナザージョーの体に入ったのはいいのだが、劇中で画面に出てくるのは常にオリジナルジョー。そしてふと鏡を見た時に映し出されるのがアナザージョー。その中身はオリジナルジョー、外側はアナザージョーのはずだが、画面はオリジナルジョーがトンの代役をやるという、なんともややこしい展開に、他の視聴者は困らなかっただろうか?
私は時々混乱したんですけど!

しかし、オリジナルジョー、トン、アナザージョーと、確かに後ろ姿はほぼほぼ同じの3人を見つけたわ、と感心するほど、似ていたことは似ていた。もしかしたら加工などはされているのかもしれないが。

ジョーとミンの恋の行方は?

ジョーを失って途方に暮れていたミンは、外見は異なるものの、偶然会ったアナザージョーに何かを感じる。
そして再び彼とよりを戻したいと思うのだが、自分が代役にしか見られていなかった事実を忘れられないオリジナルジョーは、最初はミンを拒絶する。

生前はジョーの方がミンに惚れ込んでいたのに、今度は立場が逆転になり、ミンが一生懸命ジョーの気を引こうとする後半はなかなか見もの。

ジョーとミンのそれぞれの家族関係なども絡んできて、最後の最後まで、様々な意味での「代役」というのが立てられるというのは、なかなか面白かった。

ミン役のUpは最初、『ラブリーライター』とは全然違ったキャラなので、いくらか戸惑い、あまり評価できなかったが、途中から俄然良くなってくる。

中国の小説原作で、監督も『KinnPorsche』と同じ監督ということで、上記の個人的にややこしいと思った点以外は、なかなか展開のテンポも良く、私は最近は飛ばしてしまうが(笑)、NCシーンもちゃんとあるので、ラブストーリーとしても、BLドラマとしても見応えがあるのでオススメ。

💋💋💋💋💋

なお、同じiQIY制作なので、現在最強と言われているジャン・リンホー(张凌赫)のキスシーンも、キャアキャア言いながら見ているジョーのお母さんたちと一緒に楽しめる(笑)。

時代劇を見ない私でも知っている有名なキスシーンをスクショ。

こちらが主題歌、って今初めてMV見たが、UpとPoomが歌ってた!