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【お題参加】ドラマという沼に底はあるのか?

#ハマった沼を語らせて
なかなか機会がなく、noteで期間限定で開催されているお題にあまり参加できることはないのだが、今回番外編としてトライしてみよう(いや、いつもの如く、視聴中のドラマの観終わる目処が立たない)。

というのも、最近気がついてしまったのである!私の世界地図には、山や川や海だけでなく、沼も表示されているのだ。しかも、アジア地域に集中している。
沼というのは、一般的な定義では「水深5メートル以内の水域」らしい。それ以上だと「湖」になってしまうようだが、深さがどうあれ、私の地図にはちゃんと「沼」として記載されているのだ。

枯渇した沼

沼は最初は日本にしかなかった。あとは少しアメリカの都市部にもあった。その辺の沼はどうも地図からは現在消滅してしまっている。枯渇してしまったようだ。
しかし確か結構深い沼があった。『24』という名前だった。他にもあったけど、これが一番深くて大きかったと思う。

(Picture=FOX)

ヨーロッパの方はというと。。。あまりない。ん?オーストリアはウィーンに枯渇した沼がある。あれは確か『REX~ウィーン警察シェパード犬刑事』。ハマったなぁ、あれには。ある1エピソードの舞台となったウィーン自然史博物館まで見に行ってしまった。私の数少ない聖地巡礼である。

(Picture=TMDB)

聖地巡礼といえば。。。スペインにも枯渇した沼の形跡が。サンティアゴ・デ・コンポステーラでもないし、ドラマ沼でもない。しかし、アンダルシアには『アルカサル』という巨大な漫画沼が存在していて、聖地巡礼にも行ったのだ!私は漫画というものはほとんど読まないのであるが、これは例外である。そう、ドイツのボンにも沼はあったのだ。

アルハンブラ宮殿に似せて作られたセビリアのアルカサル

増殖中の沼

欧米の沼はほぼほぼ枯渇してしまったが、アジア地域には日本から始まって、少しずつ各地に沼が増殖中である。しかも色々な種類の沼がある。ドラマ沼の中にもBL沼、ラブコメ沼、サスペンス沼という亜種もあり、イケメン沼やポップス沼もある。
どれもその時の気候(流行)季節風(トレンド)の影響で浅くなったり、深くなったりすることもあるのだが、全体的には増加・増殖中である。どうやら、底の方でつながっているものもあるようだ。

台湾と中国本土に一番沼が多く、深そうだ。中華圏はとにかく広いし、沼も大きいので、その中で動き回るには装備も必要だ。まずは巡回船(サブスク)、そしてアンテナ装備(SNS)も必須である。船上には浮き輪(英語)があれば、オーバーオール型の長靴(中国語)はなくてもなんとかなる。

韓国やタイにある沼は膝上の長靴があれば、今のところは大丈夫だろう。ベトナム、インドネシアやフィリピンは、まだくるぶしぐらいまでのショートブーツでも大丈夫そうだ。

なぜドラマは沼なのか

さて、この「沼」であるが、本来の地理的な意味のほかに、ネットでは2つの意味があることを初めて知った。もともと、2000年ごろからは某掲示板などで、
受け答えなどがうまくできない人

知的障害

ちしょう

池沼

略して沼
として使われたのが最初らしい。現在ではだいぶこの意味は薄れているらしいが(確かに、知らなかったし)、本お題ではもちろんもう一つの意味である。つまり、「何かにどっぷりハマる」沼のことだ(以上こちらのサイト参考)。

現実逃避と擬似体験

私がドラマにハマる理由は一番は「現実逃避」かもしれない。あるいは「擬似体験」でもあるかもしれない。要するに、自分の日常ではあり得ないストーリーやシチュエーションを楽しむことができるからだ。これは映画でもいいかもしれない。ただ、映画は長さ2時間ほどと短く、そこまで”体験”するという感覚が得られない。逃避できる時間が短い。それに、ある意味映画は「芸術作品」的なもので、映画監督のビジョンなどが反映される表現手段であるだろう。

その点ドラマはより商業的であるため、もっとお手軽である。

歴史、文化、生活習慣に触れられる

これは日本のドラマだけだとあまり感じられないかもしれないが(もちろん時代劇などでは歴史的なことは取り上げられている)、現代を舞台にしたドラマでもその国の文化や生活習慣を垣間見られるのは興味深い。一つの国でも地方によって様々な違いもある。
例えば仏教にしても、中華圏やタイでのお参りの様子は、日本とは違う。
セリフにも、「え、そこってそういう反応なの?」と日本人の私には考えられないような、その国ならではの考え方というのが込められていることが多い。

中でも食事や料理はやはり一番面白い要素ではないだろうか。アジア料理は日本でもすでに馴染み深いものが多いが、それでも実際に現地の人が食べている様子や、あるいはそれを食べる特定のシチュエーションなども見られるのは面白い。

私はもう年齢的に新しい言語習得をするガッツはとてもないので(苦笑)、若い方達に任せることにするが、語学学習にもドラマは一役買っているといえる。私が交流させていただいているnoterさん達も皆、中国語や韓国語、タイ語の勉強をちゃんとされていて、眩しいくらいである。

沼は色々なもので形成される

沼と湖の違いというのは、水深だけではなく、水生植物が育つか否かによっても分類の決め手となるらしい。沼には全体的に水生植物が育ち、動物も棲息しているところもあれば、塩水の沼もある。
沼というと”湿地にある泥で覆われた、くすんだ水”みたいなイメージもあるだろうが、実は様々な要素が含まれていて、中に入っていっても、全てを見ることができない。でもだからこそ、何が潜んでいるか見てみたくて、惹かれてしまい、ハマっていってしまうものなのだろう。

見出し写真はアフリカで撮影したマングローブ林。私もこれからもマングローブの根のように、ドラマ沼の中だけでなく、それについて語る重要な場ともなっているnote沼に根を張って、底はあるかもしれないが、沼の中で長く棲息していきたい。


というわけで、「#ハマった沼を語らせて」というお題で書いてみたが、最後に私のドラマ沼のエッセンスがぎゅっと詰め込まれているこちらの曲の動画2本をリンク♫
曲はもうアジアを代表する名曲といっていい『流星雨』。オリジナルは平井堅の『Gaining through losing』だが、最初の中国語バージョンは私のジェリー達が歌う台湾F4のバーション。
ここではまず、台湾BLドラマ『HIStory 3 圏套 ~ラブ・トラップ』のキャスト達のバージョンで。ドラマの主題歌も担当した(角度によっては生田斗真にしか見えない)EZU君の歌声とアレンジがいい。

もう一つは若きシャオ・ジャン(肖战)が可愛い「X FIRE」で歌われたバージョン。