タイBLドラマ「Until we meet again〜運命の赤い糸」

主演：ナタット・シリポントーン(Fluke)、ティティワット・リットプラスート(Ohm)、カッサモンナット・ナームウィロート(Earth)、ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン(Kao)
2019年　全17話
いしゃーしゃ的オススメ度：★★★★☆
（2023年7月13日　リンク記事が削除されているので、修正）

やっと観ました、このドラマ。
BLオタク友からも視聴命令入ってたし、いろいろなグループやnoteの記事でも多くの方が書いていたので、ずっと観たかったドラマであるが、とにかく華流ドラマが忙しい。しかし、こちらの記事にプッシュされたところもある。

カップルごとのキュンキュン度が書かれていて惹かれたし、私もこれは英語字幕のあるサイトでリストに入れていたのであるが、プライムで日本語字幕版が出たことを知り、早速観ることにした次第である。
（もう一つ別の記事をリンクしていたが、削除されたので、文章を少し修正）

あらすじはWikipediaより：

80年代、マフィアのボスの息子で読書家の大学生コーン(Kao)と、天真爛漫な新入生のイン(Earth)は恋人同士だった。しかしそれぞれの父親から2人の関係について反対され続け、ついに2人はインの誕生日に自殺してしまう。30年後、大学で出会った新入生のパーム(Fluke)と水泳部の部長であるディーン(Ohm)は、過去の人生で結ばれた運命の赤い糸により、すぐにお互いに特別なつながりがあることに気付く。
出会ったことにより徐々に過去の記憶が蘇りはじめた2人は、2人の新しい人生を歩むことができるのか、はたまた再び悲劇を繰り返してしまうのだろうか。

このドラマは2018年の「ラブ・バイ・チャンス」という人気ドラマシリーズと同じ監督の作品で、タイBLファンの間ではこちらも評価が高いドラマであるが、実は私は第1話で挫折。ストーリー的にも入り込めなかったし、ビジュアル的にも全員ピンとこなくて（それに私はあのタイの半袖半ズボンの制服が苦手）、2話目以降に進むことができなかった。なので、UWMAもトレーラーを観て惹かれてはいたものの、ちょっと不安だった。しかし、のっけから死んでしまうが、Kao君のおかげで観続けることができた。

ストーリーとしてはいいが

前世で愛し合った二人が、結ばれなかったので、生まれ変わるというのは、男女のラブストーリーでも大いに成り立つ設定だし、メインの二組のカップルも魅力的に描かれている。少しずつなぜ前世の二人が自殺をしなければならなかったかという状況がミステリーを解いていくように物語になっていたのは良かった。まわりの人物像もそれぞれのキャラが出ていて良かった。パームの同級生であるティームも水泳部のウィン先輩と仲良くなっていくところが可愛いし（彼ら二人のドラマも出るらしい）、パームとティームの友達でサマンサ・メラニー・コーツ演じるマナウちゃんは、脇役では最も光っていた。タイBLに出てくる女の子はみんなすごく可愛いが、彼女は別のキャラで、ティームにデブだ、口が臭いだと散々言われながらも、明るく、いきなりスポンサーであるメーカーの化粧品を取り出して、所構わずすごい形相で化粧するところが可愛くて笑ってしまった。

また、タイの伝統的なお菓子もいろいろな種類が出てきて、なかなか面白かった。あと、初めて「チャオム」という野菜について知ったが、臭いそうだが、一度食べてみたい。

このドラマ、ストーリーとしては五つ星で超オススメしたいところだが、私のような華流ドラマ好き、あるいは韓流ドラマのファンにとってはドラマとして高評価できるか微妙。まあ、BLが好きかどうかにもよるが、他のタイBLのドラマもそうなのだが、これも物語全体のテンポがスローなのが難点である。この内容なら台湾ドラマ風に13話にまとめるか、韓流ドラマ風に16話でいくならティームとウィンのストーリーも盛り込むか、あるいはコーンの兄弟、ディーンの兄弟、隣のシン＆ソーン、マナウちゃん＆水泳部全員のストーリーも盛り込んで華流ドラマ風に47話まで引っ張るとかしてほしい（いや、これはやっぱりやめてほしい。人物相関図が大量に必要になるし）、なんて勝手に希望してみる次第である。

Kao君の新ドラマに期待

タイBLではなかなか好みのイケメンに出会えてないのであるが、やっとコーン役のKao君がけっこう気に入った（今視聴中の別ドラマのMaxもよい）。このドラマでも真面目で一途な大学生を演じていてよかったが、今年2月からやっと配信されるらしい新ドラマ「Lovely Writer」でも主役をやるようで、また同じ監督らしいので、こちらには大いに期待したい。

こちらはキャストみんなで歌う主題歌♪ マナウちゃんが歌上手でびっくり！