えっ？まだ知らないの？肌が変わる洗顔
スキンケアの基本は擦らない・洗顔・保湿・日焼けしない
これに限ります。
今回は擦らないこと、洗顔の2本立てです。
動画で見たい方はYouTubeに載っています！
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こすってはいけない理由
肌の上皮は約0.2mmで、そのなかでも1番外側の角質層は0.02mmと言われています。
0.02mmでどれくらいの厚さ！？となると思いますが、サランラップが0.01mmなので角質層はサランラップ二枚分ですね。ちなみに上皮0.2mmはハガキくらい。
セラミド(肌の潤い成分)や天然保湿因子(NMF)は角質層にあって、それより下層では原料を作っているので実質0.02mmをいかに壊さないかが大切になります！！
さらに研究からも擦った群vs擦らない群を比較したところ、擦らない群の方が肌バリア機能やきめの細かさが改善したとのこと。
差があっただけではなく、改善というのが面白いですね。
いかに普段から擦っていたのか、、、。
こすらないスキンケアをしてから1,2週後から改善が認められたと即効性のある方法になります😌
▼洗顔の要約
無知だった私のやっていたNG行為↓
・くるくるして落とすクレンジング
・スクラブ洗顔
・洗顔後、つっぱりした洗顔料
・シャワーを直接当てて洗い流していた
・42度くらいの熱いお湯
・タオルもゴシゴシ顔に当ててた
・同じタオル使用
改善した結果↓
・クレンジング入り泡洗顔orクレンジングクリームは皮脂が多いところのみくるくる
・洗顔料は泡だてる！！なるべく触らない
・皮脂が落ちる32-38℃くらいで30回くらいパシャパシャ
・汚れは落ちるけど突っ張らないくらいの洗顔力
・タオルも垂直に押す
・清潔タオルを使用
ニキビが外用薬のおかげもありますが、改善。
そして肌質も外用薬を塗っていない頬でもモチモチに。
以下、細かい方法です。
▼洗顔方法
洗顔は基本的には朝晩2回。
朝は、夜に塗った外用薬やほこり・酸化した皮脂を落とすため。
夜は、日中についた化粧や花粉・排気ガスを落とすため。
①予洗い
32-38℃のぬるま湯で濡らしましょう。
（クレンジングで乾い手でやる場合はスキップ！）
②泡をのせる
顔につけるときは皮脂の多い部分からつけていきます。例えばTゾーン。
その時、こすらない！！←ここポイント
泡なら優しく乗せるのです！！
そのあと上からプレスします。
②'クレンジングの場合
男性でもウォータープルーフの日焼け止め、メイク、毛穴詰まりがひどいオイリー肌の方はクレンジングをしてください。
クレンジングクリームやバームを使う方は、手で馴染ませて顔にのせて、またさらに手でなじませる。
気になるところだけやさしくくるくる(ここはしょうがない)。
お化粧しない方や皮脂がそこまで多くない男性はクレンジングは省いてもいいですが、私は全人類に日焼け止めを推奨しているのでクレンジングは必須かと。
またダブル洗顔不要のクレンジングなら、洗顔はなくてもいいです。
ダブル洗顔とは顔にはそのメイク落としが残ってしまいベタベタになるので、これを落とすために洗顔がもう一度必要になるのがダブル洗顔の定義です。
③洗い流す
32℃くらいのぬるま湯で流す。
ちょうど皮脂が落ちる温度が32-38℃くらい。
熱すぎると皮脂腺を溶かしすぎて保湿成分が減ってしまいます。
逆に冷たいと、汚れや皮脂が落ちにくいです。
優しく流す。手で擦らず顔の向きを変えて水が当たるようにする。
弱めならシャワーでも可。洗い残しのないように！！
④タオルで拭く
清潔なタオルで軽くぽんぽんしてください。
強く押しても吸水性には変わりないので軽くてOK。
洗濯してごわついてきたら新しいタオルに交換します。
▼洗顔料の選び方
ダブル洗顔するかどうかは、メイクの濃さや洗顔力の好みで決めます。
どちらにしても洗顔は必須！！
洗浄力は強ければいいというわけではありません。
洗顔料は汚れ以外に必要な皮膚の脂質まで落としてしまい、肌のバリアを破壊してしまいます。
どの洗顔料が合うかわオイリー肌や乾燥肌など個人によるので、実際使ってみないとわかりません。
使用後にぬるっとしたりヒリヒリするのはNG。
突っ張らないくらいが良いです。
▼洗顔料2つピックアップ
私が選ぶポイントは、
♦︎W洗顔不要
♦︎濡れた手や顔でも大丈夫
♦︎泡立ちタイプ（泡立てるの面倒だから)
その中で2つ選びました。
中には、洗浄力が強いと感じる方もいるので、その場合は優しめのものを選んでくださいね。
▼Q&A
・乾燥肌でも朝洗顔は必要？
朝に水洗顔だけでいい人はニキビがなくて皮脂が少ない、かつ、日焼けに弱い成分（レチノールなど）を塗っていない人。
朝は洗顔力の弱いものに変えるという方法も手です。
・日焼け止めだけで生活していてもクレンジングは必要？
洗顔だけでよいのか、クレンジング➕洗顔がよいのか議論がありますよね。
クレンジングが肌への負担だから洗顔だけが良いという理論の人もいますが、汚れが取れていないこともお肌には負担なので難しいところです。
結論からです。
♦︎ウォータープルーフでないなら洗顔のみでOK
♦︎アンチエイジングを本気でするならウォータープルーフ日焼け止め推奨
⇨ウォータープルーフ日焼け止め＋クレンジング＋洗顔が良い
🟢洗顔とクレンジングは役割が違います。
洗顔量は顔についた排気ガスなどの汚れを落とすため、クレンジングは日焼け止めや化粧など油分を落とす目的があります。
イメージは油汚れのフライパンを洗うとき、お水だけじゃだめで、洗剤を使って落としますよね。
その効果があるのが、クレンジングなのです。
🟢エビデンスはあるの？
20人を対象とした小規模な研究があります。
結果は、
●ウォータープルーフではない日焼け止めの皮膚残存率は、
水だけ:54%
洗顔料のみ:15%
クレンジング:13%
●ウォータープルーフの日焼け止めの皮膚残存率は、
水だけ:59%
洗顔料のみ:37%
クレンジング:6%
👉ウォータープルーフでなければ洗顔料のみクレンジングありでは有意な差がありませんでした。
🟢個人的な意見
ウォータープルーフじゃない日焼け止めを買えばいいじゃん！となりそうですが、汗で流れて日焼け止めとしての効果が薄くなってしまいます。
また、クレンジングで乾燥するなら弱めのものを選べば良いと思っています。
個人的には、日焼け止めは最強の美容グッズですから、ウォータープルーフの日焼け止め➕クレンジング入り洗顔にしています。
🟢注意点
角栓があったりニキビ肌の人は皮脂が多い状態なのでクレンジングはした方が良いです。
あと、クレンジングする人は必ずクレンジングを落とさないといけないので洗顔は必須です。
洗顔だけorクレンジング➕洗顔のどちらかになります！
以上、参考になれば嬉しいです。
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<参考文献>
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jocd.12995
https://www.jstage.jst.go.jp/article/senshoshi1960/18/5/18_5_162/_pdf/-char/ja
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/ics.12114
小西さやか,日本化粧品検定一級対策テキスト(2016), 主婦の友社.
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