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【9割ができてない!?】日焼け止めのホントの選び方、塗り方

マストアイテムは日焼け止めです!!
今回は、日焼け止めの正しい塗り方や選び方をまとめました。

✅顔0.8g塗る
✅2度ぬりがオススメ
✅2−3時間ごと、汗をかいた後に塗り直す
✅冬でも室内でも日焼け止め
✅ウォータープルーフ推奨
最後にQ&Aもあるのでみてみてくださいね。

○日焼け止めがなぜ大切なの?


こちらの写真をご覧ください↓

DOI: 10.1056/NEJMicm1104059


こちらは運転手の方でひたすら左からの日を浴びた結果です。
シミだけじゃなくシワやたるみにも影響があることがわかりますよね?
肌老化の70%は紫外線が原因
と言われています。
今回は、塗り方や塗るタイミングを書こうと思います。

〇塗り方・量

日焼け止め必要量は1cm2あたり2mg=顔全体だと0.8g
実際測った動画はこちら↓

ローションタイプでは500円玉1枚(5.5cm2)・1円玉2枚(6.2cm2)くらい。

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クリームタイプでは1.6FTU(Finger Tips Unit)くらい。

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<第一三共さんから引用>

コツは2度塗り
1回よりも2回に分けた方が十分量ぬれたというデータもあります。

ここでも擦らない!!
なので塗り方は上からぽんぽんとおさえる感じ。
2,3時間ごとに塗り直すことが大切ですが、現実的には難しいTT
そんなときはパウダーやスプレーがオススメ!!

〇毎日塗らないといけない?その理由は?

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花王スキンケア研究所のサイトより引用

紫外線にはUV−A(A紫外線)UV-B(B紫外線)の2種類があります。
室内にいてもUVA曝露量は意外と変わらないことが分かります。

さらに曇りや雨でも量は減ってもUVA,UVBどちらも浴びることがわかります。

〇日焼け止めの選び方(SPF,PAって?)

動画の最初で選び方を説明しています。


日焼け止めの表示にはSPFとPAというものがあります。
SPFはSun Protect Factorの略でUV-Bを防ぐ効果を、PAはProtection Grade of UVAの略でUV-Aを防ぐ効果を示しています。

SPFは1~50+、PAは+~++++と表記されます。
UV-Bの方が肌へのダメージは大きく黒く日焼けをする原因になるものですが、UV-Aは蓄積していってシミ・ソバカスの原因になるので、どちらも数値の高いものを使うと良いでしょう。
どっちも防ぎたいですよね。

ということで、

日焼け止めは、
SPF(UVB)50
PA(UVA)++++
を選びましょう!!

★Q&A

Q. SPF50は肌の負担になる?

紫外線の負担と日焼け止めの負担のバランスで決めます。
肌の負担も考えて、家にいるなら弱いSFP30とかの方がいいのでは?という声もあります。
SPF30あれば十分なのは事実です[1]。
ただし、私を含めて上手く塗れていない人がほとんどです。
最近は日焼け止めも敏感肌用のものが出てるので、だったら効果が強い方がよくない!?と私は考えます。

Q.ケミカル?ノンケミカル?

〇ケミカル 
紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど)が紫外線のエネルギーを別のエネルギに変えて肌を守ります。
メリット:白浮きしにくい・さらっとしたものが多い

〇ノンケミカル
紫外線散乱材(酸化亜鉛・酸化チタンなど)によって乱反射でブロック。
メリット:100%安全ではないが、敏感肌・子供でも使用可能。
注意:金属アレルギーの方は避けましょう。

Q.飲む日焼け止めだけでいい?

塗る日焼け止めがあった上で併用する分にはいいでしょう。
飲む日焼け止め単体ではSPFを測定困難ですが、SPF5-10くらいと言われています。

Q.日焼け止めは外出何分前に塗ればいい?

5分程度までばOK
アメリカ皮膚科学会では外出15分前と記載されていますが、十分な根拠がありませんでした。
日焼け止めは肌に浸透してから効果が出るのか検証した論文によると、
日焼け止め塗った時から効果は出ていて、塗ってから5分以降で紫外線透過率は十分低下していたということでした。

Q.SPF50,PA++++の化粧下地であれば日焼け止めは不要?

日焼け止めは必要。
日焼け止めの適正量はかなり多いので化粧下地だけで済ますとかなーり白くなります。

以上、参考になれば嬉しいです♪

○日焼け止めレビュー

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参考文献
[1] https://www.aad.org/public/everyday-care/sun-protection/shade-clothing-sunscreen/sunscreen-faq 

花王スキンケアサイト:https://digitalpr.jp/r/10869

Bech-Thomsen N, Wulf HC. Sunbathers' application of sunscreen is probably inadequate to obtain the sun protection factor assigned to the preparation. Photodermatol Photoimmunol Photomed. 1992-1993 Dec;9(6):242-4. PMID: 1343224.

Teramura T, Mizuno M, Asano H, Naito N, Arakane K, Miyachi Y. Relationship between sun-protection factor and application thickness in high-performance sunscreen: double application of sunscreen is recommended. Clin Exp Dermatol. 2012 Dec;37(8):904-8. doi: 10.1111/j.1365-2230.2012.04388.x. Epub 2012 Oct 10. PMID: 23050556.

https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf

https://www.practiceupdate.com/content/sunscreen-is-effective-immediately-and-photostabilized-within-10-minutes-after-application/60574


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