伊勢の神宮ばら園

『神宮ばら園』は伊勢神宮内宮の近く神宮会館の山の手に広がるバラ園です。 毎年、春と秋に…

伊勢の神宮ばら園

『神宮ばら園』は伊勢神宮内宮の近く神宮会館の山の手に広がるバラ園です。 毎年、春と秋に開園し、伊勢神宮への参拝者、神宮会館の宿泊者はもとより、多くの来園者で賑わいます。 皆さんに色や香りで楽しんでもらうためには、バラの手入れは欠かせません。 そんな園内のバラの育成日記です。

最近の記事

令和6年2月15日(木)がんしゅ病を見つけてしまいました

バラの剪定をしている時に株本(根本)にがんしゅ(癌腫)ができているのを見つけました。 がんしゅ病とはバラなどの植物を蝕むウィルス性の病気の一種です。アグロバクテリウムという土壌病原菌が土壌中で増えてバラに感染し、剪定した枝の切り口や根元でコブのような腫瘍の塊になり、それが原因でバラを徐々に弱らせて枯らせてしまう、恐ろしい病気です。 一度発症したがんしゅ病は治らないので、無くすためには発生した場所の花壇の土を入れ替えて、新しい苗に植え替えるしかありません。 植え替え作業は大

    • 令和6年2月9日(金)春の開花に向けてバラ剪定作業

      今日から本格的にバラの剪定作業を始めました。 この時期は1年で最も寒い季節ですが、今年は暖冬ということもあり、新芽の成長(動き)が例年に比べて、早いと思われます。バラの成長や咲かせる順番を考えながら、日にちをかけて剪定したいところですが、剪定後の作業の段取りもあるので、なんとか頑張って3、4日の間で終わらせたいと考えています。 1年に一度の剪定作業で、私の膝丈ぐらいまで刈り込みます。そこまで刈り込んでも、春にはたくさんの花を咲かせるバラの生命力には感心しています。 剪定後の

      • 令和6年2月5日(月)接木したバラの植え込み

        園内の西側にある寒桜が咲き始めました。 先月から始めたツルバラ誘引作業は天候などの都合で、遅れ気味ではありましたが、園内のツルバラも残すところ1か所になりました。 今日は数日前に接木したバラの植え込み作業をしました。 3寸のポット鉢に根を切って植えました。植えこんだ苗は温室で春まで育てます。ツルバラの誘引が終われば、次は花壇のバラ(木バラ)の剪定と追肥の作業です。 春のばら園の開園に向けて、2月のばら園の作業は大忙しです。

        • 令和6年2月1日(木)バラの接木

          伊勢ばら会の会員さんから園内に植わっていない品種のバラの枝をいただきましたので、新しく植栽に加える接ぎ木とプリンセスローズを絶やさない為に接木しました。 古くからあるプリンセスローズは廃盤になっているものが多く、新たに苗を入手するのが困難です。そこで親木が枯れてしまう前に接木をして、新しい苗のストックを作っておきます。 今年はプリンセスローズを含め、30本ほど接木をしました。接木は温室で管理するので、早ければ1か月程度で芽が出てきます。何本接木が成功するかが楽しみです。

        令和6年2月15日(木)がんしゅ病を見つけてしまいました

          令和6年1月28日(日) 春の剪定と接ぎ木の講習会

          前回12月の講習は屋外でしたが、今回は屋内で開催し、ばら会会員と一般の参加者を合わせて29名の方に参加いただきました。ここ最近の講習会の中では、今回が最も参加人数が多く、バラを育てることに興味を持ってくれる人が増えていることは、率直に嬉しいです。 接ぎ木の講習は実際にその場で参加の皆さんに接木してもらいましたが、刃物を使っての作業で怪我をされないか心配しましたが、怪我もなく、皆さん楽しんで作業に熱中していました。

          令和6年1月28日(日) 春の剪定と接ぎ木の講習会

          令和6年1月21日(日) ひたすらツルバラ誘引 まだまだ続きます

          今月はツルバラ誘引の時期なので、現在の誘引作業の進み具合をお知らせします。 園内の入口周辺のフェンスとパーゴラの誘引は全て終わりました。 今年の「春風」もシュート(新芽)が多く出ていたので、入口で綺麗に咲くのが楽しみです。 また、貴賓館横の「プリンセスマサコ」と「野バラの実生」の誘引も終えました。これらのバラもシュートが多く出ていたので新しい枝だけで全体に巻くことができました。 現在、園内のツルバラ半分ぐらいの誘引は進みましたが、まだ大きい場所の誘引が進んでいません。ただ時

          令和6年1月21日(日) ひたすらツルバラ誘引 まだまだ続きます

          令和6年1月18日(木) 配布用バラ苗の準備

          本日は伊勢ばら会の皆さんと、ばら会の会員に配布するための芽接ぎ苗の準備をしました。今年度の配布用に用意した苗は「恋心」とドイツ絵画の巨匠に因んだ「アルブレヒトデューラーローズ」という品種のバラです。 神宮ばら園にもいただけますので、園内に植える予定です。春の開園時に来園された時には是非、探してみてください。

          令和6年1月18日(木) 配布用バラ苗の準備

          令和6年1月13日(土) 春の開園に向けて

          1月も半ばに入ると寒さが一層、厳しくなったような気がします。 ツルバラの誘引作業は日々寒さに耐えながら続けています。 春の開園に向けて、花壇にパンジーやキンセンカなどの草花を植え込みました。植え付けた後は株を大きくするために化成肥料を回りに撒きました。これで春に綺麗に咲くのが楽しみです。 最近、花壇をモグラが掘り起こした跡を見つけました。肥料入れをした影響で土が柔らかくなっており、園内中央の円形花壇が特に掘り起こされました。モグラを捕まえることは難しく、対策に悪戦苦戦してい

          令和6年1月13日(土) 春の開園に向けて

          令和6年1月5日(金) ツルバラの誘引

          令和6年初投稿になります。 本年も園内のバラの成長や作業の様子を載せていきますので、よろしくお願いします。 新年を迎え、園内ではツルバラの誘引を始めました。 今回はばら園入口横のフェンスと入口アーチの誘引を行いました。去年伸びたシュート(新芽)に被らないように、バラの枝を誘引していきます。 誘引する枝を増やすと春に葉が混み合う状態になってしまうので、注意しながら作業をします。注意をしてはいるものの、やはり春先には葉が多くなって混み合う状態になってしまいます。 誘引は何度し

          令和6年1月5日(金) ツルバラの誘引

          令和5年12月30日(土)新しいバラの植え替え作業

          古くなった地植えのバラの植え替え作業をしました。 ばら園では毎年花壇ごとに古くなった株や調子の悪い株の植え替えを行っています。 植え替えのため、先日愛知県のバラ苗生産者さんからたくさんのバラ苗を買い付けてきました。古い株や調子の悪い株を全部植え替えてしまうと、翌年のバラの花数が減ってしまいます。花壇の中で順番を付けて、植え替えます。 今日で令和5年最後の生育日記になります。 ご愛読ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

          令和5年12月30日(土)新しいバラの植え替え作業

          令和5年12月24日(日)冬季バラ勉強会

          野外での勉強会でしたが、12名(伊勢ばら会、一般)に参加いただきました。 内容は、鉢植えの植え替えと寒肥の施し方法、それにツルバラの誘引の仕方です。 講師は、ばら園の担当者である私(森祐也)が務めました。 初心者もベテランも参加していましたが、私の話を熱心に聞いてくださり、たくさんの質問もいただき、有意義な勉強会になりました。 次回の勉強会は1月28日(日)に「春の剪定講習会」を行う予定です。講習内容は剪定の仕方と増やし方(接ぎ木方法)です。たくさんの参加をお待ちしています

          令和5年12月24日(日)冬季バラ勉強会

          令和5年12月21日(木) 寒肥料入れ

          ここ1ヶ月間、準備をしてきた寒肥料入れ作業を行いました。 冬晴れの中、スムーズに作業ができました。 寒肥料入れの方法は地植えのバラの株の横、2カ所に穴を30~40㎝ほど掘り、そこに肥料を入れていきます。寒肥料と言われるように寒さが厳しくなるこの時期に行うのが、効果的です。 穴を掘る場所は毎年同じ場所に掘るではなく毎年、穴を掘る場所を変えることによって、肥料の効果が株全体にいきわたるようにします。 地植えの花壇はそれぞれ土の固さが違うので、土が固いところに穴を掘る作業は結構

          令和5年12月21日(木) 寒肥料入れ

          令和5年12月14日(木) 肥料入れの準備

          園内を見渡すと、剪定前のバラが綺麗に咲いていました。天気が良かったので、表紙用に撮影してみました。このバラは雨が降るまでは楽しめそうです。 最近の作業は、肥料入れに向けての作業が多くなっています。今は地植えバラの茎をまとめてロープで縛り、地面に肥料を入れやすくする作業を行っています。バラによってはトゲが多い品種もあるので、縛る際は注意しています。 注意はしていますが、トゲがどうしても刺さることもあるので、革手袋は必須アイテムです。園内の地植えのバラは古い株もあるので、強く縛

          令和5年12月14日(木) 肥料入れの準備

          令和5年12月5日(火)肥料作り

          寒さが身に染みる12月は来年のバラを咲かすのに大事な作業、肥料入れがあります。その準備として、今日は肥料作りをしました。肥料の材料は前回の日記で書きました腐葉土と牛フン、配合肥料です。材料を機械で攪拌し肥料にします。量としては200袋ほど作ります。毎年、変わらずに行う作業ですが、いつやっても大変な作業です。 材料の腐葉土には水分が含まれていて、機械で攪拌すると腐葉土だけで固まってしまうので、混ぜる時に竹を当てながら攪拌して均等に混ぜていきます。 今日1日で予定の量の肥料を

          令和5年12月5日(火)肥料作り

          令和5年11月28日(火)腐葉土取り

          11月が終わりに近づき、神宮会館の紅葉が一気に色づいて、見頃になっています。 来月に入るとばら園に肥料入れを行うために、それまでの作業の1つとして、腐葉土を取ることです。 腐葉土は園内の地植えバラの肥料となります。腐葉土は今年2月に作ったものを使用しますが、今年は例年に比べ雨が少なくて、腐葉土になる予定の葉が溶けて無くなって、使えないものも多くありました。何とか使える箇所を混ぜながら、肥料として必要な腐葉土を取ることができました。 腐葉土を作っている場所とばら園は少し離れて

          令和5年11月28日(火)腐葉土取り

          令和5年11月20日(月) 花壇の藁取り

          例年より暖かった11月も後半になると、やはり気温が低くなりだしました。急な寒さの中での作業は体に堪えます。 今は花壇に敷いてある藁を取る作業をメインで行っています。12月には、花壇に肥料入れる作業をするので、それまでに藁を片付けます。集めた藁は来年用の腐葉土として使うため、保管しておきます。 暖冬とはいえ、これからもっと寒さが厳しくなります。藁取りの作業しながら、寒さに体を慣らせていきたいと思います。

          令和5年11月20日(月) 花壇の藁取り