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2024年大河ドラマ「光る君へ」第1回

 2024年1月8日
 ブログより転載
 光る君へ(1)「約束の月」視聴後の感想です



 今年の大河ドラマ「光る君へ」が、昨日放送開始となりました。
 主人公は紫式部ということで。

 女性が大河ドラマの主人公と聞くと目を三角にして怒ったり(なぜ)、怨念を撒き散らしながら呪いの言葉を重ねたり(意味わからん)という人をお見かけしてきましたが。
 今回はあまり事前にはそういうのをみなかったというのは、井伊直虎が主人公だったドラマで流石に懲りたのか、あるいはわたしがTwitterでブロック祭りを重ねてきた成果なのか。
 その辺は分かりませんが、予想よりも静かに、放送第1回を迎えられたのでまずは祝着。

 昨夜TLを眺めていて面白かったのは、ツイート、投稿数の勢いの変化。
 放送中や放送直後はさほどにツイートの数が多いとも思えなかったので、
「良くも悪くも反応が静かなのかな」
 と思っていたんですが。
 夜が更けるにつれて投稿が増えていき、日付が変わる頃にはいくつかの関連ワードがトレンド入りしていました。

 一気に火が回るというよりも、最初はボーゼンとしていて、時間が経つとメンタル回復し、すると一気に感じたこと思ったこと気づいたことを、多くの人が喋り出したという印象。

 放送直後が静かだったというのは「予想外に過酷な展開があったので、その衝撃に襲われていたから」かもしれません。

 まともな刑法もない時代ですから法治なんてもんはない。その過酷さは「鎌倉殿の13人」で嫌というほど味わってきた視聴者たちです。今回も中世だから、まあそんな甘いもんじゃないだろうと予想はしていたにしろ、まーさーか放送第1回からとんでもないことになるとは!
 ということで、みなさん、ショック状態だったのではと思われます。

 その衝撃が収まってきたら、これはもう黙っていられない。感想も含めて投稿が一気に増えてトレンド入り——という状態だったように思います。

 わたしはといえば。
 同じくNHKの「50(フィフティ)ボイス」でこの「光る君へ」のキャスト・スタッフが取り上げられているのを見ておりまして。
(NHKプラスにて、1月13日午後5時58分まで配信中)
 この中で「道兼さんが、のちのちまでず——っと影響してしまう、とんでもないことをやらかす」という情報があったんですね。

 ほうほう、この人が何かやらかすのか、うん、やらかしそうな人だ、と思って放送を見てました。
 事前にそういう情報に触れていたわたしも、あの展開には「あっ」と叫んでしばしボーゼンとしましたから、その情報もなかった人にしたら、相当な衝撃だったと思います。

 SNSに感想を投稿するどころじゃない、という状態にしばらく陥っていたとしても不思議ではないです。

 そのあとはもう、出るわ出るわ蘊蓄(うんちく)の山。
 源氏物語ガチ勢と、日本史(中世)ガチ勢からは情報提供の嵐。
 これを見てわたしはもうゾクゾクしてましたね(笑)
 今年1年、すっごく楽しめるぞこれ——ということで。

 通常ですと、まあ歴史クラスタからの情報提供があるのは当然ともいえますが、今回はそれプラス、文学クラスタも来るというのが珍しい。
 まあ、実際の紫式部こと「まひろ」ちゃんのドラマの中に、メタドラマとして光源氏その他が登場するかは分かりませんが、それがなくても、源氏物語が映し出されることは多いかもしれない。
 そうなったら文学クラスタも黙っちゃいられないでしょう(笑)

 単に平安時代の大河ドラマというだけではない楽しみ方も、今年はできそうです。

 道長さんとまひろちゃんの関係を、しかし「恋愛」というところに持っていくのか行かないのか、それはどの程度のことになるのか。
 そんなところも気になったり楽しみでもあったり。

 放送第1回から主人公の未来の夫さんが登場するのもちょっと珍しいかもねえ、と思って見ていました。
 しかしああいう描写を見ると、なるほど年の差だったんだなーというの、思わず納得してしまいましたね。

 そしてまた難しい問題として。
 歴史にも源氏物語にもあまり興味がなく過ごしてきたけど、このドラマが面白そうだとハマってくれた方。
 しかしこういう方には、歴史クラスタからの情報提供が、深刻なネタバレになってしまう問題が起こるのですね💧

 これは聞くたびに、難しいところだなと思うことでして。
 対策としてはSNSを見るのはドラマ視聴後にすることくらいしかない。

 また、歴史クラスタにしてみればネタバレでもなんでもない「基礎知識」だったりもするから、必ずしも、ドラマ放映の直前に投稿がされるとは限らない——まだだいぶ先のことなのに早々と「ネタバレ」を示されることもよくある。

 ネタバレを嫌がる人は「エピソード記憶」が主体だと思われますが、難しいところですよね。
 情報提供側にしてみればそれはネタバレでもなんでもない、「教科書に載ってる」ことだったりするから、警戒心はどうしてもゆるむ。

 でも、せっかくですから、これで興味を持ってくださった方の楽しみを奪わないよう、可能な限りの配慮もあるといいなと思います。

 わたしはネタバレを全然気にしないタイプなので——推理小説を読んでいるときにいきなり「あ、これね、〇〇が犯人」と聞かされても「へー!」で済ませて平気で読んでしまう。
 エピソード記憶よりも意味記憶の方が主体の脳だと思われます。

 なので、なかなかネタバレを嫌がる人の「実感」は共有、共感が難しいけれど、人様の楽しみを守るように努めていきたいと思います。

 これから約1年。
 またゆっくり楽しめますように😊


 
 

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