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ある日のこと(めだまやき)

朝起きたら、カーテンの隙間が一列きれいに白く光っていて、周りはほの暗くて、秋だと思った。秋だよ。秋。

子を送り出して、パソコンを開く。コンサル受けてるのに個人事業が全然進んでなくて、できてませんと泣き言を言って助けてもらい、今のこの状態で全くまとまってない考えを世に出す。誰にも見られたくない。くっそ恥ずかしい。しかし、何かをやった気になった。進んだ。停滞が止まった、と言っていい。と思いたい。今わたしの脳みそはぐたぐたに濁っている。

エンジニア仕事が進まんけれどもケンタッキーでお昼を食べる。夫はバーガーのセットを。わたしは辛そうなチキンを2つと、ビスケットを。ケンタッキーのビスケットって美味しくないですか、ハニーを全部使い切ろうと思うけど、いつでも余ってしまう。ハニー目当てのつもりが、結局ビスケットの生地がしっとりほわっとしてて美味しくて、ついついひとくちが大きくなる。気づいたら左手のビスケットを食べ終えてる。右手のハニーの残り具合にえっ、と思う。
ちなみに辛いチキンは美味しかったです。麻辣って流行ってるよね、大好きだよ麻辣。この世の全ての担々麺はしび辛になってくれ。

そういえば我が家は平日昼間、夫婦ともに自宅で仕事をしているので、ランチは一緒に食べる。基本は外食だ。

ただ、何を食べるか考えるのがちょっと面倒で、これがいいかなあれがいいかなと思慮する。(思慮ってほどでもないなと思うが)わたしにとってはちょっと面倒ってくらいだけど、夫にとってはかなり面倒だったらしい。
彼はすぐにslackで、「ランチ」と入れると複数の候補からひとつを選んで返答してくれるbotを作った。「マック」「ラーメン」「担々麺」「お好み焼き」などと返してくれる。一回目の返答が気に入らないときは、何度も「ランチ」と打つ。その度に「うまいパスタ」とか返してくれる。botはいいやつだ。

そんないいやつをすぐ作る夫をわたしは、ほー、すごーい。と思っている。夫は面倒くさがりなのだ。面倒なことをとにかく自動化したり、お金で解決したりする。退職金の手続きが面倒だと言って「手続きしてくれたら半分あげる」とわたしに投げてきたくらい面倒くさがりだ。「半分もくれるの?」というと「何もしないで半分もらえるならいいやん」という。はぁ、そういうもんですか。エンジニアの考えることはわからん(わたしは職業エンジニアであって、人生においては全くエンジニアではないのだろうな)

かと思えば、わたしから見ればいかにも面倒で難しそうなことをどんどん学んだり、アウトプットしたりしている。楽しい、のもあるんだろうけれど、ためになる、と思ってる様子。ためになる、なんてわたし全然ほしくないや。「ためになります」と何度か言ったことあるけど全部うそだったと思います今では。
夫は「学ぼうとしないひととは一緒に働きたくない」と言っていた。たしかにそうかもなぁ、と思うと同時に、同じ家庭を営むわたしは、身がぎゅぎゅっと引き締まる思いである。

あのね、こんなことを書いているのは、とにかく頭を空っぽにしたいからなのです。文章の終わらせ方に気を取られて下書きが増えていくから、終わらせない文章にしようと思って。

あと、これまでの文章には自分で撮影した写真を使うことにこだわっていたんだけれど「合う写真がないからアップできない」と思って下書きが増えたので、それもやめるぜ。

始まるけれど、終わりません、な文章。

さあ、頭は空っぽになったかな。

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