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コロナ禍における学校で三密にならないボードゲーム5選

どうも、ボードゲームマスターのいせごんです。

「この状況下で生徒とのボードゲームってどういう利点があるの?」
「ボードゲームって密にならざるを得ないですよね?」

今回はそういった疑問に答えながら、これまで1000種類以上のボードゲームをやってきたいせごんがオススメを紹介します!

ボードゲームはコミュニケーション方法の一つ

いせごんはクラスや授業でボードゲームを取り入れてきました。その中で感じた利点は2つあります。

1)いつもとは違う生徒の一面を見ることができる。

2)どのような生徒でも取り組みやすい。

普段とは違う活動をしているので、違う一面が見られるのは当然ですよね。運動会や文化祭などの行事と同じようなものです。

ボードゲームはやることが決まっているので、取り組みやすいです。自分を出すことがあまりない生徒やみんなでワイワイするのが苦手な生徒もゲームということで参加してくれます。

ボードゲームにおける三密回避のための方法

ゲームの開始前と後にはアルコール消毒をしたり、ゴム手袋をつけたりするとよりよいですよね。

密閉回避
 窓や扉をあけて換気をよくすることで解決。

密接回避
 1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
 極力会話をしないで進められるゲーム

密集回避
 大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム

普段の学校を考えると、この辺りを意識すれば三密回避できていると思います。

条件としては以下のようになります。

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム

2)極力会話をしないで進められるゲーム

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム

というわけで、この条件に当てはまるゲームを紹介していきます!学校でやるので、箱が小さくて持ち運びがしやすいことと短時間でできるものも条件に追加しました。

1 ハゲタカのえじき

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いせごんが発狂するほどやり込んだゲームはコロナ禍でも現役選手でした。

ルールが簡単なのもポイント高いです。初見殺しの部分もありますが、一度やったらもう一度絶対にやりたくなります。世の中に絶対はありませんが、これだけは絶対です。

コロナ禍における条件は満たしている!

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
  →YES!
   数字カードは1人1セットある
   得点カードは黒板や紙を使えば、共有しない

2)極力会話をしないで進められるゲーム
  →YES!
   カードを出していくだけなのであまり会話しなくてOK

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム
  →YES!
   4人程度が駆け引きもあって一番面白い!

このカードを取り合い、合計点で競います。
全部で15枚。−5から10まであります。

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次に手持ちのカードは15枚。
1〜15まであります。全員共通の手持ちです。

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そのため色分けされています。

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カード裏面も色ごとです。

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やり方!

得点カードをめくります。このカードを取り合います!
下のようにいっせーのせーで!と数字カードを出します。
出したら誰がカードを取るかを判定します!
この判定は覚えることが3つあります。

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1つ目!
プラスカードは数字が一番大きい人が取れます!
この場合は、15が一番大きいので真ん中の人です。

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はい! ここで違和感に気付いた方は素晴らしい!!
そうです、もし一番大きい数字が同じだったらどうなるのか?

2つ目!
一番大きい数字が同じだったら、次に大きい人が取れます!
なので、下の場合は15が2人いるので、次点は1です!
左の方が取ります!

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3つ目!
マイナスカードは、先程と逆です。
つまり一番小さな数字のカードを出した人が取ります。
下の場合は、左の方が取ります。

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先ほどと同じく、一番小さな数字がかぶった場合は、次点の人になります。
左と真ん中の方は1を出しているので、右の方は15を出していますが、マイナスカードを取ります。

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プレイ人数は2〜6人です。6人でやると読み合いが激しすぎて発狂します。
ボードゲーム界ではド定番ですが、いせごんもずっとハマってます。いつやっても、誰とやっても面白いですね。

コロナ禍では、得点カードは誰か一人が管理するようにします。そして、得点の総計は黒板や紙を使うと同じカードを複数人が触る機会を減らすことができます。

2 コヨーテ

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ハゲタカのえじきと同じく、いせごんが発狂するほどやり込んだゲームの一つです。

コロナ禍における条件は満たしている!

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
  →NOに近いYES!
   複数ラウンドになると山札を作り直す必要がある
   短い時間でサクッと終わらせればOK

2)極力会話をしないで進められるゲーム
  →YES!
   短い言葉を発する程度で、そもそも離れないとできないゲーム

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム
  →YES!
   大人数でも遊べますが、4人程度でサクッとやるのがGOOD

インディアンポーカーに似ています。
違うのは、場に出ている数字の合計を推理することです。

ルールはシンプル。
①カードを1枚持ったら、表を見ないで額に当てます。
②親が合計だと思う数字を言います。
③次の人は、その合計が本当の合計よりも大きいと感じたら、コヨーテ!と宣言します。それがあっていれば相手はダメージを受け、間違っていれば自分がダメージを受けます。
もし合計よりも小さいと感じたら、さらに大きい数字を宣言して、次の人へ。コヨーテ!と宣言されるまで、③を繰り返します。

イメージは下記の感じです。自分のカードはわからないけど、他の人のカードはわかりますね。なのでおそらく13よりも大きい数字であることはわかりますよね。ですが、このまま13と答えてはいけませんよ?

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他の人はこんな感じですよ。
なので13と答えたら、右の人は自分は10くらいか?と思ってしまいます。

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カードの裏は、一覧表になっています。
なんのカードが何枚あるかがひと目でわかります。

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特殊カードでより盛り上がります。
? 山札の一番上のカードが数字になります。
×2 合計値を2倍します。
MAX→0 一番大きい数字が0になります。

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プレイ人数は2〜10人です。
机がなくても出来るので、待ち時間で気軽に出来るのもオススメです。

この動画はかなり長いですが、面白さが非常にわかります!

3 スピードカップス

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ルールが非常に簡単なので、6歳から楽しめます。とはいえ、大人が楽しめないかと言われたら、そうではありません。下手したら大人の方が熱中するかもしれません。

コロナ禍における条件は満たしている!

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
  →YES!
   カップは一人1セットある
   ベルは毎回消毒するか、挙手制で解決

2)極力会話をしないで進められるゲーム
  →YES!
   黙々と指定された並び順にするだけ

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム
  →YES!
   1箱に4セットなので4人ちょうど

お題カードが24枚。
5色のカップが4セット入っています。

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皆大好きベルも入っています。

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ルールは簡単。
誰よりも早く、お題カードの順番にカップを並べるだけ!

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このカードだと、左から順に「青、赤、緑、黒、黄」ですね。
並び終えたら、ベルを叩く!

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ちなみに横だけでなく、縦に重ねる場合もあります。

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風船の問題は結構難しいです。

反射神経だけでなく、見たものを即座に覚えて再現する力も身に付けることができます。

4 ウボンゴ

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写真は通常版ではなく、中級編のトライゴです。
パズルゲームの定番で、いせごんは永遠にできます。

コロナ禍における条件は満たしている!

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
  →YES!
   パズルは1人1セットある

2)極力会話をしないで進められるゲーム
  →YES!
   できたら「ウボンゴ!」と言うだけ

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム
  →YES!
   4セット分なのでちょうど4人

通常版はかなり大きいです。
ミニも負けずと大きく、中身はスカスカなので大きい袋に入れなおしておくと管理しやすいです。

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通常サイズとミニサイズを比較します。

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通常版とミニでは大きな差がありますね。

ルールは簡単!
誰よりも早く、カードの図面通りにパズルを配置するだけ!

トライゴの場合は、カードに使うピースが書かれています。

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よーいドン!で並べるだけです。

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トライゴは三角形の組み合わせなので、少し難しく感じます。

難易度は2種類。裏面はかなり難しいです。

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こういった袋を用意しておくと、バラバラにならずに渡しやすいです。

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学校現場だとミニがサイズ的にオススメです。

他にも種類があり、難易度があがります。

箱はかなり大きいですが、興味のある方はスタンダード版もあります。こちらも遊べる人数は4人までですが、パズルも大きく遊びやすいです。

3D版は最上級の難しさです。値段が高く、箱も大きいですが、それ以上に楽しめます。
10面サイコロを振って、出た目のブロックを用意します。

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枠内で2段に納まるように配置します。これがなかなか難しいのです。

3D版のルール説明もありました。

5 We Will Rock You

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盛り上がること間違いなしのリズムゲームです。

コロナ禍における条件は満たしている!

1)1枚のカードを複数人が触る機会がほぼないゲーム
  →YES!
   基本的にはカードは机の上に置く

2)極力会話をしないで進められるゲーム
  →YES!
   手を叩いてリズムを取るのでOK

3)大人数を避けて4人程度で遊べるゲーム
  →YES!
   多すぎると覚えるのが大変なので、最初は4人程度がベスト

Queenの名曲であるWe Will Rock You.の名がついたボードゲーム。その名の通り、そのリズムに合わせて遊びます。

正直、いせごんの説明よりもFischer's-フィッシャーズ-さんのこの動画を見てほしいです。
この動画の説明は楽しくてわかりやすいです。この動画のおかげで一時期、売り切れ&高騰しました。

終わりに

今回の条件でボードゲームを見てみると、会話や共有が多いんだなと思いました。ほとんどのゲームは「会話」を軸としています。だからこそボードゲームは面白いんですよね。

ボードゲームの様々な記事を書いているので、ぜひお読みいただければとお思います。

以上、終わりっ!


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