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Billboard Top100を振り返る    1981 96th Gary Wright 'Really Wanna Know You'

1981年の96位はGary Wrightさんです。1975年ぐらいに、'Dream Weaver'のヒット曲を飛ばしてから、久しぶりのヒットとなっていたんでしょう。

さて、私はこの人のこと、名前は知っていたぐらいでしたので、調べてみると、70年代のイギリスのロックバンドであった、Spooky Toothのメインメンバーだったそうで、へーってな感じですね。

Spooky Toothといっても、なんやそれ、という方もいると思いますし、私もそうだったので、1曲聴いてみましょう。


これ、Judas Priestがカバーしたことで有名な曲ですよね。余計なこと言うと、80年代にこの曲聴いて自殺した、アメリカ人の人がいて、その原因がJudasバージョンのこの曲に隠されたメッセージがあったからだ、と裁判沙汰になったという、いわくつきの曲ですね。

まあ、それはまた別の話題として、このGaryさん自体は、キーボード奏者としても有名で、前述の'Dream Weaver'でもその幻想的なシンセの音で話題になった方ですよ。80年代に入っても、プロデューサーとしても名を挙げて、Chaka Khanの'I Feel For You'のアルバムの中で、彼のSpooky時代の曲'Love is Alive'をカバーしてるそうな。

ここに至って、70年代のBritish Rockと80年代のDanceが結びつくわけですね。思わず目頭が熱くなります。このアレンジ自体はGaryさんではないものの、原曲が良いから、こうしたアレンジを施してもいい曲なんであって、まあ、才能のある人なんですね、という事なんでしょう。

自分自身でもヒットを記録するし、コンポーザー、プロデューサーとしても名をはせるというのも凄いですけれどね。80年代はある意味、こうしたプロデューサーの時代ともいえる訳でして、この後もいろいろと出てくるわけですね。

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