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Billboard Top100を振り返る    1980 48th Rocky Burnette 'Tired Of Toein' The Line'

年間のTop100も残り50曲程度となりましたが、だんだんと有名なミュージシャンや曲が増えてきて、書きやすくなってきますね。また、今回取り上げるこの曲、こんな感じの曲が入っていると個人的にうれしくなっちゃうんです。いかにも一発屋ですよね。でも、こういう曲が入ってくるということが、ヒットチャートに厚みを作るように思えるんです。有名ミュージシャンだけでは面白くないですよね。

Rocky Burnetteさんは、かの有名な(と言っても、私は存じ上げませんでした)ロカビリー歌手のJohnny Burnetteさんの忘れ形見なんですね。しっかり親父を継いでいるんです。素晴らしいじゃあありませんか。Johnnyさんは1964年に他界されているようなので、Rockyさんはずいぶんと寂しい思いをされたことでしょう。頑張ったんだね。

※調べると、このJohnnyさんは、その死後、世界中のネオロカビリーブームにも大きな影響を与えているようですね。要チェックでしょ。これは。

この曲もどこかロカビリー調ですが、あの、ロカビリーの特徴である、声の裏返り、なんて言うんだろ、歌詞の語尾を上げる歌い方ですが、これを大げさに、しかも特徴的に歌っているんですね。ロカビリーのアンチテーゼのようにも思えますが、そうではなくLoveなんでしょう。60年代の流行りを80年代初頭に復活させるんですから、往年のロカビリーそのままには歌わないですよね。

この曲はアメリカではもちろんのこと、オーストラリアとか南アフリカでも流行ったとのことですね。聴いている方が楽しくなるような軽快なポップソングです。ラジオで流れてきたら、思わず耳を傾けたくなるような曲ですね。映えですよ。ヒットするのもうなずけます。

最初に一発屋と書きましたが、その後にヒットには恵まれなかったものの、お父上の残したバンドとの共演や、Dweight Twilleyさんとも活動を共にしていたり、やはり現役なんですよね。まあ、この曲だけでも十分イケるんじゃないかな。そんな感じもしますね。

受験を控えた方、Toe the Lineで規則を守るというイディオムですよ~。tired of toeing the lineで、かったるくて規則なんか守ってらんねえよ、ぐらいの意味ですね。ここ出るかもしれないですよ。

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