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Billboard Top100を振り返る    1980 53rd Rolling Stones 'Emotional Rescue'

53位はRolling Stonesの問題作と言ってもいいんじゃないでしょうか。ディスコの大波が、Stonesでさえも流し去ったという感じもしなくないですが、前作のMiss Youもディスコ路線で、賛否両論だったとのこと。

まあねえ、同じブラックミュージックをルーツにしているとはいえ、ブルース路線でスターダムにのしあがったStonesですよ。ここまでディスコ寄りになってしまうとは、びっくりですよね。しかも、ほとんど全編を裏声で歌うMick Jaggerさんですよ。やはりディスコの流行ってすごいパワーだったんでしょうね。この煌びやかな世界に少しでもアプローチしていないと、生き残りなんてできなかった時代なのかもしれません。

70年代後半のStonesもドラッグやら女性やら、傷害事件やらでめちゃくちゃだったようで、何なんでしょうね。この辺のRock大御所のやりたい放題というのは。このビデオに出てくるMickとKeithの風貌もかなり怪しいので、やはりドラッグの影響なんでしょうね。蔓延ですよ。蔓延。

でもよくドラッグをキメてて、演奏とかできますよね。曲がりなりにも小生もベースを弾く身ですが、酒飲んでてもまともに弾けなくなりますからね。この辺、やはり体の構造が違うんでしょうか。何らかの耐性があるのでしょうか。まったく不思議なもんです。

このEmotional Rescueというアルバム自体、後にメンバーが「あれは冗談だった」というほどなので、まあ、評価はお察しですね。でも、そんなのただの言い訳なんじゃないの?とも思えますよ。ほんと、大御所やりたい放題。

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