肉塊
全裸の観察をしながらたこ焼きを焼く
人間失格が聖書な変な肉塊は私が私であるということを許し歩み寄ってきた
肉塊は不自然な日常生活を自然に送り
理解できない事柄を理解しようとしていた
メガネから覗くその目が本気であるというのは
疾うに気づいていた
眠い目を擦り同じ映画を3周したから
恋しくなったのかもしれない
湧き上がる思想と流動的な感情が
少し僕を人間に近づけていった
だが、遠のくエレベーターが導く果てが気になって仕方がなかったので学ばないことを学んだ
真っ赤に染まった傘が玄関の鏡に映し出される時
君は何を考えているのだろうか
僕の価値とは
辞めなくてはならない事
辞めてはいけない事
差を縮めて
終わることのない執着を追いかけて
螺旋階段を降りた
僕と隣の君の差は固定概念への思想なのかな
磨りガラスにエロスを求めるのなら
僕は君の歩き方を観察しよう
吐露する言葉への意識を常に
では、また会う日まで
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