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僕の体の隙間から全てが通過していく
僕の隙間が削れて大きくなる
通過していく
僕が見て見ぬ振りをしていたそれが
通過していく
僕は何者なのだろうかなどと言うくだらない質問など通過していく音に雑音として消化されていった
きもいアイコン
何も分かっていないと思った
何も分かっていないのは僕かもしれない
僕があの子と殺し合う夢が実現する未来はそこまで遠いものじゃなかった
なんなら国道沿いのコンビニエンスストアぐらいの近さだった
君を僕だけがこの端末に閉じ込めておきたい
流れる時間を止めてここだけに閉じ込めておきたかった
できないから殺すのかな
食パンを焼いている間に世界を侵略しよ?
いつか食べる食パンは灰になってるかもしれないけど
それすらも幸せだと味わえるほどの味覚バカになろうよ
バスルームでふやける手のように
どろどろになってスープになろう
美味しい美味しいスープに

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